荒俣宏の講演を聴いたことがある凡夫です。
凡夫が理想とするブログの在り方について書いていきます。こうなりたいと思わず願ってしまった在り方がこの本に書かれていました。
中国の名著『荘子(そうじ)』に「櫟社(れきしゃ)の散木」という話がある。
(中略)
その話のポイントは、こうだ。大工の名人が弟子を連れて材木を探す旅に出た。すると、ある村で神木として尊ばれている巨木に出会った。弟子がこの木を使おうというと、名人は答えた。あの木は役に立たなかったからこそ巨木になれたのだ、と。
ほかの木は使いやすい「財あるいは材」になる木だったから、どんどん伐られてしまった。しかしこの木は曲がっていたりして使いにくい「散木」だったので伐られなかった。そのおかげで長いあいだ伐られずにすみ、とうとう神木になれたのだ、と。
ブログ運営風に書くとロングテール戦略というヤツでしょうか。これはブログだけではなく人生観に通じる話です。凡夫はこういう風になりたいんです。一見役ただずですが、いつかどこかで大きく根深く伸び伸びと生やしたいです。
櫟社の散木になるには?
実際どうすればいいのか考えていきます。必要なのは時間と好奇心とインデックス化です。
まず必要なのは時間です。一見すると無駄でニッチすぎる分野でもコツコツと収集して記事にする必要があります。日の目をみるかどうかわからくても地道に運営するからこそ大きく育つようです。とにかく時間がかかります。
興味を持ったらとにかく学び収集する好奇心も必要です。節操なく収集し調べていくというブロガー気質が大事です。動機は全ておもしろそうだったからでいいと思います。・・・・・・やらかしたら今は反省していると素直に言いましょう。
最後は集めたものをキチンと整理して使えるようにしておくことです。図書館や博物館、というと大げさですがどこになにがあるのかを整理整頓しておきましょう。何かあったときにまとめて記事に出来るようにしておく仕組みが大事です。
雑多ブログは櫟社の散木になれる。
凡夫じゆうちょうは特に特定のテーマのない興味のもったら何でも書ける雑多ブログなのですが、雑多ブログの方が櫟社の散木にするには都合のいいことがわかります。興味のもったものを好きに追加していけるし、カテゴリーやタグを使えばある程度整理整頓も可能です。
懸念は雑多になりすぎるとSEOに悪影響になるかもしれないという点です。欲張りな話である程度のアクセス数は確保したいです。とにかく急激にアクセスが落ちる!みたいなことは避けたいです。
そういうSEO的なことをもう少し考えないといけませんが、ニッチなテーマでもブログとしてやれるはずだしペナルティさえ回避できればいいのでそこまで難易度が高くはないでしょう。
腰を据えて数年先を見つめて櫟社の散木のようなブログを目指していきます。