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MLBコラム
岩隈久志、和田毅らが参加したMLB選抜。スターが勢ぞろいとはいかなかったが、メジャーの底力を見せて欲しい。
photograph by Kyodo News
MLB東奔西走

日米野球、真剣勝負の度合いは?
MLB選抜の陣容に見る、現実と理想。

菊地慶剛 = 文

text by Yoshitaka Kikuchi

photograph by Kyodo News

MLB選手に大きい、人工芝球場への抵抗感。

 投手ばかりでなく野手も同じ思いだろう。

 プレーオフに出場していない選手は、シーズン終了後約1カ月間は休養できたとしても、長いシーズンを戦い終えた体力的、精神的疲労は相当なものだ。

 しかもそんな状態で、選手たちから不評を買っているブルージェイズの本拠地「ロジャース・センター」のような屋内ドーム人工芝球場でほとんどの試合をプレーしなければならない。

 さらに10時間以上の長旅と日本中を回る強行スケジュールを考えれば、休養できるはずもないし、プレー中の故障のリスクも少なくない。だから、出場に二の足を踏む選手が現れても不思議ではない。

今のままでは、親善試合の域は超えられない!?

 8年ぶりの日米野球開催が決まり、日本のメディアが“侍ジャパンとMLB選抜の真剣勝負”と煽ってきたわけだが、現実的には真剣勝負の要素は減ってきており、かつての日米野球同様、親善試合の域を超えたものではなくなってきている。

 それでも個人的には日米野球“賛成派”の1人だ。

 これまでの日米野球では、お互いの守備の時にそれぞれの公認球を使い分ける形式が多かったが、今回からメジャー球で統一された。

 第4回WBCで王座奪回を目指すと公言していることを考えれば、代表候補選手にWBC公認球と同じメジャー球を使用する機会を与えることは大きなプラスとなる。

 また親善試合のようなものだったとしても、日本のファンが現役メジャーリーガーたちのプレーを生で観戦できる数少ない機会なのは間違いない。日本からアメリカの観戦ツアーに参加することを考えれば、こうして日本国内で本場の雰囲気を体験できるのは、やはりメジャーリーグ・ファンにとって最高のイベントであるのは事実なのだ。

 ただし現状を見る限り、今後、日米野球が継続されたとしても、かつてのようなスター選手を集めるのは相当難しくなっているようだ。

 せめてメジャー選手が少しでも安心してプレーできる環境を用意するという意味で、日本にも開閉式の天然芝球場がつくられるようになれば状況は改善されるように思うのだが……。

野球の神髄 ~岡田彰布の直言~
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