あゆ紅白卒業　ネットで報告　「ベストな形でお別れ」

　歌手浜崎あゆみ（３６）が２３日、ツイッターやファンクラブサイトなどで今年のＮＨＫ「紅白歌合戦」に出場しない旨を伝えた。本紙の取材では、ＮＨＫ側が出場者の正式発表を前にして、所属事務所に“落選”の可能性を伝えたという。事務所サイドは反発したが、両者が協議する過程で浜崎自身が紅白“卒業”を決断したようだ。浜崎の連続出場は１５年でストップすることになる。

　浜崎はツイッターで、「（ＮＨＫサイドと）お互いにパーフェクトなタイミングで笑顔で手を振り合い、ベストな形でお別れが出来た事をむしろすがすがしい気持ちで喜んでいるわけでして…ってなんか、破局ツイートみたいになってしまいましたが、違います。笑　ＮＨＫホール卒業させていただきます」と心境をつづった。

　ＮＨＫ側が落選の可能性を事前に伝えることは異例といえる。この対応には、「１５年連続出場」の実績を誇る歌姫への配慮がうかがえる。今年はヒット曲に恵まれず、選考基準を満たしきれなかった。それでも、昨年まで史上最多となる６年連続の紅組トップバッターとして番組に貢献してきた功労者に敬意を払い、所属事務所と交渉の場を設けて着地点を探ったとみられる。

　これを機に浜崎は紅白のステージから身を引き、大みそかは東京・国立代々木競技場第一体育館で行われる、１５年連続のカウントダウンライブに集中することを選んだ。浜崎はファンクラブサイトでも「こうして、やらなければならない事が減っていき、やりたい事にだけフォーカスして全力で取り組んで行ける環境を与えてくれて、サポートしてくれる全ての皆さまに感謝しながら、相変わらず暴れん坊で子供な私はすでに来年から始まる、日本だけでなくアジア全域を本格的に揺さぶり出す活動にワクワクが止まらないわけで」とコメント。来年は国内外での“大暴れ”を予告した。