妻「今日,良い夫婦の日だね」
私「えっ,昨日だけど…」(11月23日時点)
こんな会話で始まった11月23日,3連休の真ん中です。我が家は新生児もいるので特に遠出もせず,近くで過ごしています。でもそれだと何もしない3連休になるので,24日は電車に乗って近くのトイザラスに行こうかと思っています,長男がトイザラスに行きたいようなので…(やっぱり行きたくないようです)。
さて以前,トピシュ (id:topisyu)さんが以下の記事の中でフェアな関係について書いていました。
パートナーとフェアな関係を築くには、
1) フェアな関係を築けそうなパートナーと出会う機会を得ること
がまずは大事で(出会えなければ築きようもない)、加えて、
2) その人物がフェアな人間であることが分かる目を養うこと
があって、その上で、
3) フェアな関係を築けるようこちらもフェアに接すること
というのがようやく出てくるかと思います。
結婚相手は差別的な振る舞いをしないフェアな男性がいい。私が結婚・出産・育児で考えた13のルール - 斗比主閲子の姑日記
フェアな関係を築くためには自分もフェアでなければならないのですが,こういうのって結構難しいところもあって,結局のところ,どこか落とし所を探る必要があるんですね。つまりある程度妥協が必要だということです。そのためには話し合いをしていろいろ相談した方が良いかと思うのですが,夫婦の会話はかなり少ないようです。
平日の夫婦の会話時間について、「10分から30分未満」と答えた人が全体の27.3%で、「10分未満」も26.7%に上り、合わせて54%が30分未満にとどまっていました。
一方、休日では「1時間から3時間未満」の回答が最も多く、全体の30.8%を占めましたが、「10分から30分未満」と答えた人が15.8%で、「10分未満」の人も12.7%いました。
また、「夫との会話を増やしたいか」という質問に対しては、「今のままでちょうどいい」が全体の67.1%を占めていました。
調査の担当者は、「仕事や子育てなど、各家庭の事情もあると思うが、休日など限られた会話の時間を使って、こまめに会話をすることが夫婦円満につながるのではないか」と話しています。
30分未満ってかなり少ないですよね。うちの妻は私と話す時間が少なくなると発狂しますので(本人が認めています),私たち夫婦はたくさん話しているように思います。まあ,ただ会話と言っても私たちの場合は妻が話すのがほとんどで私は聞いていることが多いわけですが,よく話題が尽きないなと妻を尊敬しております。
それで,本題の「いい夫婦」ですが,「いい夫婦」について考えるためには失敗に学んだ方が良いかもしれません。司法統計で離婚理由として上げられているのは以下のものです。
第1回「誰もが気になる離婚原因。妻の1位はやっぱり…アレ!」 | 弁護士が教える パーフェクト離婚ガイド
男女共に多いのは性格の不一致ですね。それ以外の部分は結婚生活の中で改善することが可能かもしれませんが,性格に関してはお互い譲れないところがあると,結婚生活を維持していくことは難しいのかもしれません。
双方の同意で始まった結婚生活は片方の気持ち次第で破綻するという話 - いつか朝日が昇るまで
ただそれって事前に分かる部分と分からない部分があって,結局のところ結婚してみないと分からないというのはありますよね。そういう意味では一種の賭けであることは確かでしょう。でも迷っていたら止めた方が良いというのは確かかもしれません。
周りを見渡して離婚にはなっていないけれども夫婦関係が破綻している夫婦を見ると,嫌な相手の行動は「前からそうだった」というのが意外に多くみられます。それで「結婚したら変わるかも」「子どもができたら変わるかも」と期待したけれども,結局変わらなかったという話。
我が親戚は同棲期間がかなり長くて,結局女性の方が結婚になかなか踏み切れなかったわけですが,結婚のきっかけは周囲のプレッシャーに負けたという感じで,今も「彼は本当に私のことを愛しているのだろうか」と考え込んでいます。もう付き合ってから10年近くになるのに…。
人間ってそんなに簡単に変われないし,変われなくて,結婚した,子どもできたぐらいでは性格まで変わらない,変わろうとしない。結果,相手側がそれを受け入れるのか,受け入れないで離婚するのか,または家庭内別居するのかという話なんだと思います。
ではどうやったら良い夫婦になれるかと考えたら,相手の性格をお互いが受けれいることができるかどうかということなのでしょう。これ,どちらか一方が耐えている状態だと必ず爆発します。しかも耐えていない方は全く気付かないから寝耳に水になってしまうんですよね。
それで性格なんて変わらないけど,そういう性格なんとかならないかとお互いが言い合って性格が変わらなくても,相手がこうしてほしいんだなということが頭の中に残ることってとても大切だと思います。先ほどの会話の重要性という話につながるわけです。
自分は結構面倒くさがりだし,雑なので家の中が汚れていくわけで,なかなかその行動は治らないんですけど,気づいた時には自分で気をつけてみる。今日は1回だったけど,明日は2回ぐらいは気をつけようかなと。そんあ程度でも長い結婚生活を送っていけば,「最近少し気をつけているね」と言ってもらえたりもするわけです。
今まで全く別の生活をしていたし,性別も違って(もしかしたら同じ方もいるかもしれません),年齢も違うわけで,それは合う要素がある方がおかしいぐらいの方が良いし,むしろ違った方が面白いぐらいの方が結婚生活を楽しむことができるかもしれません。それぐらいの心構えが結婚には必要ですよね。
例えばヒロミさんと松本伊代さん夫婦。以下の記事を読むとその違いに驚きます。でもそれで結婚生活を維持できているし,楽しそうではありますよね。
話を聞いていると、2人は几帳面で行動派の夫と天然でのんびりやの妻という組み合わせである。特に松本自身も昔から認めているが、整理整頓が苦手だということだ。この点については何度注意してもすぐに片付けない妻に期待せず、自分から動くことでイライラを解消する道を選んだヒロミ。だが料理は自分が手出しできないので、美味しいものを食べたくなったときは外食すると語っている。結婚して20年、そんなに松本の手料理はひどい出来栄えなのだろうか。
料理のレパートリーが少ないのか、松本が作る朝食のおかずはいつも目玉焼きだという。しかも、ヒロミが好む“固め”の仕上がりで出てくる確率は5割くらい。毎朝のように作っている目玉焼きの簡単な調理のリクエストにさえ、松本は応えられないのだ。それでもヒロミは「5割できれば上々」だと思っている。番組に出演していた離婚カウンセラーは、“欠けている部分ばかりを求めて相手を責める”ことが離婚原因のひとつになるとし、「できない人にできないことを言わない」ヒロミの姿勢は、夫としての懐の深さを感じると感心していた。
(中略)
しかしヒロミの芸能界での仕事が激減した2005年以降、2人の子どもを抱えながら夫を支え続けたのは妻である松本伊代であったことは間違いない。先行きが不安な中で、「何やってるの」、「働かないの?」などとヒロミを責めたことは一度も無いそうだ。夫を信用して好きなことをやらせ、ずっと遠くから彼を見守っていたのだ。
松本伊代を包む、夫・ヒロミの懐の深さ。「こんな人と結婚したい」と株が急上昇! - エキサイトニュース(1/2)
こんな感じでお互い口に出してみて,その結果に関してはある程度お互いが受け入れていく。相手をどれだけ受け入れることができるかが結婚生活では最も重要だと思いますし,それが「いい夫婦」なんだと思います。その受け入れられる範囲が狭い人は結婚生活に向いていないのかもしれませんし,結婚生活を維持するのは難しいのかもしれません。我が家も気も付けないとと,「人の振り見て我が振り直せ」という気持ちで頑張っていきたいと思います。「いい夫婦」になれるかなあ…。
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