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【卒論・レポート対策に】引用文献管理自動化ソフト「Zotero(ゾテロ)」が最強すぎたので使い方をまとめました。

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日本では卒論の時期がいよいよ迫ってきたところですね。先日、大学院のコースペーパーを執筆する際に利用したZoterto(ゾテロ)という文献管理ソフトが超便利すぎたのでシェアします。これを使ったことで、おそらく論文を書くときに最もめんどくさいであろう作業、「文献の引用」作業がほぼ自動化されました。いちいち著者の名前、出版年、を記録し、引用スタイルに従ってポチポチ打っていく作業が皆無になったのです。いちいちブログ記事の引用方法をネットで調べる必要がなくなったのです。これから卒論や研究論文を書く人には絶対にお勧めします。(特に英語で論文を書く場合)

まずは雰囲気をこの短い動画から感じ取ってください。

ではZotero を使う準備を始めましょう。https://www.zotero.org/ でソフトをダウンロードし、ユーザー登録し、対応してるWebブラウザ用のエクステンション or プラグインを追加します。

するとあらゆるページのURLの脇にZotero に保存するボタンが出てきます。ここをクリックするだけでその文献に関する情報(著者、発行年、出版機関など)を自動で収集し登録してくれます。素晴らしいのは、CiNii 論文, Google Scholar, Amazonなどのページ上だけでなく、ブログ記事、ネット状のニュースやさらにはYoutubeまでも「文献」として登録してくれるんです。

例えばGoogle Scholarで論文を検索したら、URLの右のほうにフォルダマークが出ます。ここをクリックすると検索した文献の中からどの文献を保存するか選択できます。

Screen Shot 2014-11-23 at 01.23.43

AmazonでもURLのとなりにある青い本みたいなボタンが出てくるのでここをクリックです。

Screen Shot 2014-11-23 at 01.24.54

次に、Zoteroのソフトに飛びます。動画上ではFire Foxブラウザに統合されたソフト上が使われていますが、Mac Book用のソフトウェアも似たように機能します。すると先ほど登録した文献が登録されているのが確認できます。仕様はこういう感じ。

Screen Shot 2014-11-23 at 02.23.39

ISBN、DOIなどの論文番号からも文献を追加できます。さらにパソコン状のPDFファイルと関連付けれるので、ファイルの管理も簡単です。この画面から新しい文献情報をポチポチ打って登録することもできますが、そんなことはしないでください。

惜しい!と思うのは、 PDFファイルで入手した論文を自動で読み込んで、Zotero上に登録できないところ。そういうときは著書名をCiniiや Google Scholarで検索して上述した方法で追加しましょう。

そしてもんのすごいのが引用。僕はMac版のZoteroをダウンロードしました。ダウンロードするとOffice ワードと連携させることができるのでしてください。そしてワードで編集中の文章を開くと、「ヘルプ」メニューバーのとこにZoteroボタンが出てきます。

zotero_word

ほんだら今度は、次の動画見てください。PC用のMicrosoftワードですが、大体機能は同じです。

文献を挿入したいところを指定したら、先ほどのZoteroボタンにとび”Insert Citation”を選択します。するとどのレファレンススタイルで挿入するか選びます。(APAとかシカゴとか)その後、文献を著者の名前やキーワードから検索し選択します。すると選択したフォーマットにあった形で引用がされます。複数著者の場合も複数の文献を同じように選択することでできます。(自動でet al. が入るんです!!!)

さらにさらにもっとすごいのは、論文末の参考文献リストも自動で作ってくれるんです。参考文献を入れたい場所で、Zoteroボタンに飛んで”Insert Bibliography”を押すと、この論文で(ゾテロをつかって引用された )文献を自動で、選択したフォーマットに即して自動で列挙してくるます。もしもフォーマットがAPAスタイルだと締め切り前日に言われても、スタイルの変更は2秒でできます。

レポート・卒論の書き方系の本は色々買って備えていました(論文の書き方マニュアル–ステップ式リサーチ戦略のすすめ 新版 (有斐閣アルマ)とか学部時代手元に置いていました) が、Zotero使ってこれらの本の内容の半分以上は読む必要がなくなりました。先日出したコースペーパーも引用、スタイルに関してのミスは0でした。完全に無料で使えるの俄然推します。 これからレポート、卒論、研究論文を書く人は今からでも使ってみて、慣れておくに越したことはないと思います。

<追記>です。

日本語で論文を書く場合は、日本の諸学引用スタイルに対応しているMendeleyを友人が勧めてくれました。参考にしてください。http://ja.wikipedia.org/wiki/Mendeley

    

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