これが“テレ東流”ジャニタレの使い方『トーキョーライブ22時』が起こした化学反応
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「テレビ東京は、スターの扱い方がわかりません」
そう堂々と宣言して始まったのが、第一線で活躍するジャニーズアイドルをMCに配した『トーキョーライブ22時』(テレビ東京系)だ。
もともとは今年3月、テレビ東京開局50周年企画として『トーキョーライブ24時』の名前で放送されたのが始まり。2週間限定で平日深夜に10回生放送されたこの番組は、その月の「ギャラクシー賞月間賞」に輝くなど、大好評だった。
その結果、10月から『トーキョーライブ22時』と名前を変え、日曜夜のレギュラー番組として帰ってきた。内容もフォーマットも、ほぼ深夜時代そのまま。MCももちろん変わらない。TOKIOの松岡昌宏、KinKi Kids・堂本剛、嵐の相葉雅紀、関ジャニ∞・安田章大、NEWSの小山慶一郎の5人が週替りで務める。ちなみに水曜深夜には、Hey!Say!JUMPとジャニーズWESTが隔週でMCに挑戦する弟分的番組『リトルトーキョーライブ』も放送されている。
「最も大事な新番組の冒頭がぬいぐるみの1ショットという……訳の分からないことになっております」
10月19日に放送された初回『トーキョーライブ22時』のオープニングは、テレビ東京のマスコットキャラクター「ナナナ」の1ショットで始まった。このナナナ、LINEのスタンプが出るや否や、初日だけで290万ダウンロードを達成するほどの人気ぶりだ。
その要因のひとつは、間違いなくこの番組だ。ジャニーズのMCのパートナー役として起用されると、抜群の安定感で番組を支え、ネット上には「ナナナ名言集」なども作られた。それもそのはず。声を担当しているのは博多大吉。ほのかに毒を忍ばせつつ、軽妙洒脱に進行。豊富なキャリアで生放送のハプニングにも動じない。かわいらしいパペット人形の動きと相まって、オープニングの1ショットもうなずける番組の顔となっている。
だが、なぜナナナの1ショットから始まったかといえば、初回MCの小山がスタジオにいなかったからだ。『トーキョーライブ24時』時代、東京タワー内に特設スタジオが作られ、そこから生放送されていた。しかし、放送時間が早くなったことで、それが困難に。結果、テレビ東京社内の受付横に特設スタジオを常設することになったのだ。だが小山は、“連絡ミス”で東京タワーに行ってしまっていた。そこで番組のオープニングは、小山が東京タワーからテレビ東京までの道のりを自転車で走り、その模様を中継しながら、ナナナがつなぐという形式になったのだ。
小山が走る姿はヘリで中継され、ジャズバンドが応援。そのヴォーカルはマライヤ・キャリーのバックコーラスを務めた歌手……と、何もかもが「お金をかけるところを間違えている」感じで進んでいくが、それだけでは終わらなかった。
「東京を巻き込んだサプライズ企画」と用意されたのは、東京タワーをナナナ色(黄色)に変えるというものだった。
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