| 100 投稿者 へんちゃん |
月の終わりが発売日の雑誌だと、2ヶ月先になったりするのです。 また、実際の発売日とまるで違う日付が書かれているのも不思議です。この理由を教えて下さい。 |
同じジャンルの雑誌が並んでいれば新しい日付のほうに手を出したくなるのが購読者の心理なので、 出版社同士で競って発行日を先へ進めるようになりました。その結果、発売日と発行日があまりにもかけ離れてしまったので、 日本雑誌協会のもとで、週刊誌は15日先まで、月刊誌は40日先までという協定が結ばれました。 ご質問の月刊誌も、月の終わりを発売日にすれば、40日先、つまり2ヶ月先の日付が可能になります。 ひとつは、8月になって8月号が売られていると新鮮味がないのではないか、という判断です。 特にファッション誌の場合、7月中に9月号が発売になりますが、内容は9月の季節のものだそうで、内容がその月号のものだということになります。 もう一つには、一般的に、発売日より発行日(奥付に記された年月日)があとになるのは、書店さんがその本を返品するとき、奥付をもとにするから、といわれています。 一般的に書籍は書店さんに3ケ月間委託され、それを過ぎると請求が立つため、書店さんは売れ残った本は3ケ月以内に返品します。 奥付が遅いほど、返品されるのが遅くなる(棚に並べられている)ため、出版社はそのような方法をとるようになったといわれています。 いつごろからこのようになったのかは、はっきりした資料がないとのことです。 昔、物流(鉄道、道路、運搬手段)が今ほど発達していなかった頃、印刷されてから日本中に行き渡るには一月ほどもかかりました。 そのために、1月前に出版するという慣例ができ、それがいまだに残っているのです。 離島などでは今でも新聞、週刊誌が数日遅れで届くことがあります。 基本的に、○月号という表示は発行者の自由ですから、おかしくありません。現在出版業界の問題は過大流通、過大返品ということで、ベストセラー100万部といっても実際はPR効果をねらったもので内容はその半分ということも多いそうです。 で、発行月ですが、仮に今8月1日として正直に8月号を発行したとすると、全国に流通するのは5日後くらいでしょうか。 そうすると9月になれば、すべてとは限りませんが多くの書店から返品されてくるわけですから、実際の販売期間は25〜26日しかありません。 これを7月中に販売すればそのときから8月1日までの期間が稼げるわけです。 よって早くから書店に並ぶということです。 出版社が購読者に最新号だという印象を与える為です。 他のライバル社が実際の日付とは先駆けて発行している以上、対抗上、同様にしないといけません。 遅れた日付のものを発行していると、その雑誌は売れ残りか?と思われてしまい売れなくなります。 そうした方が売れ行きがいいからではないでしょうか。 『○月号』は『○月に読む分』ではなくて『○月向けの情報を載せている分』の意味ですので,○月になる前に読めるように発売されるそうです。 でも,漫画誌の内容なんかは○月向けって訳じゃないですね.創刊時にライバル誌より先んじて発売したい!という心理が働いてちょっとずつ発売日を繰り上げていった頃の名残を引きずっているのかもしれません。 やっぱり8月号を8月に買っちゃうと情報が遅くなっちゃったりするからじゃないかな? 夏休みの旅行情報も、雑誌に載った頃にはすでに旅館がどこも満室だったりすると困っちゃうしね。 やっぱり1ヶ月前には先取りチェックしておかなくちゃ♪ 古本屋の店頭に並ぶころには月も日付も合致してきます。 |
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