記事詳細
皇室警護書類などネット競売に出回る 京都府警元警官を書類送検
京都府警の元警察官の男性(51)が所有していた内部資料約40点がインターネットオークションに出品され、落札されていたことが9日、府警への取材で分かった。資料には、機密性の高い皇室の警護に関する書類が含まれていた。
府警は9月、元警察官を地方公務員法(守秘義務)違反容疑で書類送検した。
送検容疑は平成25年5月中旬、府警の内部資料1点を無償で近くに住む知人に譲り渡した疑い。元警察官はこの知人に部外秘の「警衛のしおり」や捜査書類作成のための資料など計約50点を譲り、知人がうち約40点をオークションに出品。3人が落札した。
元警察官は「不要だったので譲った。こんなことになるとは思わなかった」と話している。落札された約40点と知人の手元に残っていた資料は、既に廃棄された一部を除き、府警が全て回収した。