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ロボットが施設内を自動巡回警備。警備ロボット『Knightscope K5』発表。これは実用性ありそう?

   [ 2014年11月22日 17:20 ] カテゴリ:雑学 | CM(-)
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実用化間近の警備ロボット『Knightscope K5』


アメリカの企業、Knightscope社がセキュリティロボット『Knightscope K5』を発表。
コンセプト機ではなく実際に運用予定のロボットで、既に数十社から配備依頼の打診があるという。

Crime-Fighting Robots Go On Patrol In Silicon Valley


これはとてもSF的な良いデザイン…!
日本はどうしても人型にしたい風潮があるのでこのデザインは逆に新鮮に感じるw



『Knightscope K5』は全高約150cmで重量約136キロ。
自動で巡回警備し、360度をカバーするカメラや高機能センサーで周囲の異常を検知する。

穴から機関銃でも発射しそうなデザインだが(笑)武装は無く、あくまで犯罪抑止のための警備ロボット。

最新鋭の警備ロボ。唯一の課題は「倒れると自力では立ち上がれないこと」 | WIRED


もしも誰かが、少しだけ歩調を速めて逃げるのではなく(K5の動きはのろいので、全速力は必要ない)、K5に襲いかかることを選んだ場合にはどうなるのだ ろうか。K5は、スティーヴンス氏が「車の盗難防止アラームに似ているが、それよりもずっと強烈」と表現する、金切り声のような警告音を発して対応する。

K5の現時点での課題のひとつは、バランスを崩して倒れると自力では立ち上がれないことにあり(Knightscope社がMIT Technology Reviewのために行ったデモでも、実際にそうした場面があったようだ)、
おそらくこのアラームは、K5自身が助けを呼ぶのにも役立つだろう。


ワロタ…w
倒れたら起き上がれないのは問題だが、警備の役割は十分果たせそうではある。

こんな巨体のロボットが巡回していたら犯罪抑止力にはなりそうだし、仮に危害が加えられたとしても、全方位カメラでモニタリングされているんだから、機体に異常があればすぐに警備員が駆けつける事ができるだろう。



日本にもある警備ロボット、アルソック『Reborg-Q』


日本では一足早く警備ロボットが存在し、実際に運用されている。
警備保障会社アルソックの巡回警備ロボット『Reborg-Q』

Intelligent Security Robot : DigInfo


【ALSOK 綜合警備保障】ホームセキュリティ・防犯対策のアルソック/法人のお客様/ロボットシステム/巡回警備ロボットReborg-Q | ALSOK

Reborg-Qの登場によって、常駐警備が大きく変わります。
■施設の常駐警備を実施する中で「ロボットができること」「人間よりも得意なこと」をロボットに担当させ、既存の警備水準を効率的に高めます!
■人間(ガードマン)では表現し難いロボットの演出機能により施設の付加価値向上を高めます!


『人間(ガードマン)では表現し難いロボットの演出機能』
…言いたいことは分かるが、ロボットを演出するガードマンを想像して吹いたw

全高130cm、重量120kgで、先のK5と非常に似たスペック。
姿形は無骨な『K5』に対して、人型の『Reborg-Q』方が愛嬌があるデザイン(フルフェイスの人型で威圧感はあるが)

『K5』は警備に特化したロボットなのに対し、『Reborg-Q』はタッチパネルと音声で来場者向けの案内機能などもこなす。消火器機能もオプションで装着可能らしい。

現状はガチ警備ではなく、イベント等でパフォーマンスも兼ねて配備される場合が多いようだ。



問題はコストと踏破能力?


段差と価格の問題さえクリアできればもっと運用価値が出そう。

・段差や障害物の問題

どちらも車輪移動で図体も大きく、狭い場所や段差には対応していない。当然ドアも開けられないので室内の警備能力は限界がある。
24時間働けるとはいえ、人間の警備員の代わりになるのは難しそう。

しかし、屋外の広い場所なら視野が広いロボットの方が有利。人間の警備と同じく、
巡回による犯罪抑止力も期待できるのでメリットは大きい。


・気になるコスト問題


『Reborg-Q』の貸出料金は1台月々38万円(税別)
『K5』の貸出料金は未公開だが『一般的な警備員の給料よりも低い時給で貸し出される』とされている。

『Reborg-Q』の料金の場合、警備員の半分の役割を果たすとしても…数人分の給料になりそうw

一台毎の貸出だと契約的に割高になるだろうし、純粋に警備を目的とするならコスパ的には少し辛そう?



まとめ。これ結構いけるんじゃね?


現段階では性能やコスパにまだまだ改善の余地がありそうだが、かなり実用段階にきているように思える。

1台月20万以下にできれば人間とロボットのコストが完全に逆転しそうで、それも実現しそう。

そうなると、近い将来ロボットが警備する施設が増えていくかも知れないな。


おわり


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