中央大は３日、教え子の女子学生にセクハラ行為をしたとして、５０代の男性教授を懲戒解雇処分にしたと発表した。処分は７月２９日付。女子学生のプライバシーを保護するためとして、教授の氏名や所属学部などは明らかにしなかった。

　中央大によると、教授は平成２４年後半から２５年前半にかけ、指導を担当する女子学生に対し性的言動を繰り返した。今年１月に女子学生から学内のハラスメント防止啓発支援室に相談があり、調査の結果、セクハラ行為を認定した。

　男性教授は「調査が不足している」などとして処分に異議を申し立てたが、８月末に開かれた教授会で退けられた。

　福原紀彦学長は「被害を受けた学生と家族に深くおわびする。再発防止に全力を挙げたい」とのコメントを出した。