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警察学校教官がセクハラ 長野県警、警部補を懲戒処分も発表せず
長野県警が、女性警察官にセクハラ行為をしたとして警察学校で教官を務めていた40代の男性警部補を停職1カ月の懲戒処分にしていたことが9日、県警への取材で分かった。処分は8月21日付で警部補は同日、依願退職した。
県警によると、警部補は教官だった昨年夏から今年春にかけ、過去に学校で教えていた複数の女性警察官を別々に食事に誘い、その場で体を触るなどした。4月に被害に遭った女性警察官が上司に相談し、発覚した。
県警は「被害に遭った女性の保護のため」との理由で、今回の処分を発表しなかった。小林康弘監察課長は「このような事案が起きて誠に遺憾。セクハラ防止に関する指導を徹底する」と話している。