先輩の声
第3回 2学期(完成シリーズ)攻略法
実際の試験を意識し、問題を解く | |
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東京医科歯科大学 医学部医学科
宮澤 麟作さん(東京都 開成高校 出身) |
一週間のスケジュール
※学習時間は、授業を受けている時間を除きます。 ※授業名は、今年度のものと異なる場合があります。 |
完成シリーズ(2学期)の期間に、どのようなことに重点をおいて勉強したのか教えてください。
完成シリーズ(2学期)は防衛医大の試験があるなど、基礎シリーズ(1学期)とは異なり、入試が近づいていることを実感する期間です。
したがって、どの科目においても問題を解くときには、「実際の試験でこの問題が出たらどうするのか」ということを考えて演習しました。特に重要そうな問題ができなかったときは、それを徹底的に復習しました。
また、「基礎シリーズの内容あっての完成シリーズ」だと思いましたので、完成シリーズの復習よりも、基礎シリーズの復習に重きを置きました。特に数学は、この期間に基礎シリーズのテキストを一周しました。
学習計画についてですが、1カ月単位で学習計画を立てると、結局は計画を変更することが多かったので、1週間単位で計画を立てることにしていました。計画を立てる際、具体的に計画を立てすぎることはせずに、その日にやる科目だけ決めることにしていました。
苦手科目を克服するために工夫した勉強法を教えてください。
僕は化学が苦手でした。河合塾の授業で扱う問題は少し難しいと感じていましたので、『重要問題集』(数研出版)を何周もしました。化学は基本的な問題をすばやく解くことが大事だと思ったので、時間を計って簡単な問題をすばやく解く練習をしていました。
その練習と並行し、化学の基礎シリーズのテキストを繰り返し演習しました。これは、化学で最も大きなウエイトを占める理論分野のためになる問題が並んでいたからです。
完成シリーズの化学のテキストは有機と無機でしたので、基礎シリーズのテキストほどは演習しませんでした。
模試をどのように活用していたのか教えてください。
全統記述模試の物理、化学、数学に関しては、期間を空けて3回は解き直しをしました。
物理は、間違えたところの大問全体を本当に理解していたかをチェックするために、解き直す際は大問全体を解き直していました。
化学は、計算で間違えたのか、知識がなかったから間違えたのかを分析し、知識不足で間違えていた場合はその知識とそれに関連する知識を得るように心がけていました。
数学は、選択問題において自分が選択しなかった問題も解き直しました。
全統マーク模試も3回ほど解き直しました。センター試験直前期には、特に物理、化学、社会科目に重点を置きました。物理、化学に関しては満点がとれるまで解き直しました。国語が苦手でしたので、国語は他の科目よりも念入りに解説を読みました。