全国アニメ聖地サミット11月23日 19時06分
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人気アニメの舞台とされる滋賀県豊郷町の小学校の旧校舎で、アニメを活用した観光振興策について話し合うシンポジウムが23日開かれました。
シンポジウムには、研究者やアニメファンなどおよそ400人が集まりました。会場となったのは、80年近く前に建てられた豊郷小学校の旧校舎で、軽音楽部の高校生が主人公の人気アニメの舞台とされたことがきっかけでファンの間で「聖地」と呼ばれ、町には年間およそ5万人が訪れるようになりました。
司会は大津市出身の声優、雪野五月さんが務め、観光学が専門の北海道大学の山村高淑教授は、アニメファンを呼び込んで観光振興を図るには、地元住民の理解を得ることが大切だとか、アニメの舞台となったほかの地域と連携し、「聖地巡り」をアピールすることが重要だなどと述べました。
会場の外ではこの催しのために作られたグッズが販売され、ファンたちが買い求めていました。名古屋から来た32歳の男性は、「ここに来るとアニメの世界観に浸れるので楽しいです。全国各地の聖地巡りの話を聞くことができてよかったです」と話していました。