長野県北部で22日夜発生した地震で震度6弱を観測した長野市では、同市の観光名所、善光寺の本堂や参道など敷地内にある石の灯籠(とうろう)が多数倒壊した。同寺によると、10本以上が倒壊したとみられる。けが人はなかった。
参道にある「仲見世通り」の果物店では、近くにある高さ約3メートルの石灯籠「常夜灯」のかさが落下し、プレハブ屋台を直撃。屋台の側壁や屋根が大きくゆがんだ。
店を経営する70代男性は「店を閉めた後の、誰もいない時間帯でよかった。(1960年代の)松代群発地震でもこんなことはなかった」と驚いていた。【川辺和将】