流れ星:九州や中国地方の広い範囲で目撃情報
毎日新聞 2014年11月03日 21時50分(最終更新 11月03日 22時36分)
3日午後5時55分ごろ、九州や中国地方の広い範囲の上空で「隕石(いんせき)のようなものが見えた」との目撃情報が、各地の気象台や天文台に相次いで寄せられた。天文専門家によると、流れ星とみられ、地上に到達する前に消滅した可能性が高いという。
熊本県民天文台(熊本市南区)にも「真ん中が青っぽく、周囲はオレンジや赤に見えた。二つに割れて消えた」「隕石が落ちたのでは」など熊本県内から4件の通報や問い合わせがあったという。
艶島敬昭台長(だいちょう)(65)によると、広い範囲で目撃情報があることから流れ星とみられ「地上から30キロ程度の所で燃え尽きたはず。流れ星は珍しくないが、夕方は目撃されやすい時間帯なので騒ぎになったのだろう」と話した。
ツイッターには直後から「火の粉を飛ばしながら流れる光を見た」「緑色の尾を引いた光る物体が落下した」などの書き込みが相次ぎ、鹿児島県や福岡県、広島県などで見えたとしている。【吉川雄策】