北海道新幹線:レール締結式 九州まで結ばれる

毎日新聞 2014年11月01日 18時29分(最終更新 11月02日 01時03分)

新青森・新函館北斗間のレールが締結され、関係者の拍手の中を走行するモーターカー=北海道木古内町のJR木古内駅で2014年11月1日午後3時3分、石井諭撮影
新青森・新函館北斗間のレールが締結され、関係者の拍手の中を走行するモーターカー=北海道木古内町のJR木古内駅で2014年11月1日午後3時3分、石井諭撮影
新幹線の整備状況
新幹線の整備状況

 2016年3月に開業する北海道新幹線のレール締結式が1日、北海道木古内町の木古内駅で行われた。新青森−新函館北斗間(約149キロ)のレール敷設の完了を記念したもので、1964年の東海道新幹線開業から50年を経て、北海道から九州・鹿児島中央まで(約2150キロ)が新幹線のレールで結ばれた。

 式典は独立行政法人「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」が主催し、高橋はるみ道知事ら約100人が出席。来賓らがレールを固定するボルトをレンチで締め付け、モーターカーがレールの上を走行すると、見守った人たちから拍手が起こった。

 一方、JR北海道は同日、七飯町に建設中の函館総合車両基地で、北海道新幹線で使用するH5系車両(10両編成)を報道関係者に公開した。12月1日から試験走行を始めるのを前に、ブレーキなどに異常がないか確認していくという。【鈴木勝一】

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