宇宙開発:安全保障優先、インフラ重視転換…基本計画素案
毎日新聞 2014年10月31日 11時46分(最終更新 10月31日 12時36分)
宇宙基本法(2008年5月成立)に基づく宇宙開発利用分野の国家戦略。首相が本部長を務める宇宙開発戦略本部が策定し、宇宙政策の具体的な目標や達成期間を定める。09年に初めて5年間の計画を策定した。
◇新宇宙基本計画素案・骨子
・宇宙安全保障の確保を最重点課題に位置づけ
・事業規模を官民合わせて10年で5兆円に
・準天頂衛星7基体制の確立
・日米協力による宇宙ごみ監視の推進
・情報収集衛星の基数増
・国内のロケット発射場見直し
・宇宙活動法、衛星データ活用に関する法律を整備
・衛星などの基幹部品安定供給の戦略策定
・宇宙ビジネスの海外市場開拓を進める作業チーム設置