米無人ロケット爆発:千葉工大の流星観測カメラ搭載

毎日新聞 2014年10月29日 11時55分(最終更新 10月29日 14時15分)

 打ち上げに失敗した無人補給機「シグナス」には、千葉工業大惑星探査研究センターの流星観測カメラ「メテオ」が搭載されていた。発射場では、開発に携わった教員ら5人が打ち上げを見守ったが、目の前で起きたロケット爆発に、衝撃を隠せない様子だった。

 メテオは国際宇宙ステーション(ISS)の米国実験棟に設置され、2年間、流星を観測する予定だった。同センターの荒井朋子・上席研究員は「1年半かけてカメラを開発してきた。あぜんとしている」。松井孝典所長は「観測は多少遅れることになるが、カメラの予備機を早く整備し、早期の打ち上げを待ちたい」と話した。シグナスには、日本実験棟「きぼう」の船外に取り付けて実験を行うためのアンテナ用素材なども搭載されていた。

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