[PR]

(全文と動画をご覧いただくには、会員登録が必要です)

 幼い頃は人見知りで、幼稚園では、いつも先生の後ろに隠れていました。行動する時もひとりになりがち。小学校に入っても体が弱くて、おとなしい子供でした。小学5年生の時の先生は、そんな私を心配してくれました。3歳の頃からピアノを習っていた私に、「せっかくできるんだから、もったいないし、伴奏しようよ」と声をかけてくれたんです。音楽の授業や合唱の行事では、ピアノを弾く機会を与えてくれて、人前に出る自信が少しつきました。

 私を変えたのは、小学5年生で始めたバレーボールでした。テレビで全日本の試合を見て、やってみたいと思いました。学校のバレーボール部は、部員の仲が良くて楽しかったです。速いスピードで飛んでくるボールが怖くて、あまり上達はしませんでしたが、人見知りの性格が変わっていき、体もだいぶ丈夫になりました。