衆院選:沖縄4区 辺野古移設反対の仲里氏擁立へ
毎日新聞 2014年11月21日 19時02分
沖縄県知事選で米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設に反対して当選した翁長雄志氏(64)を支援した保革共闘グループは21日、衆院沖縄4区に元県議会議長、仲里利信氏(77)を無所属で擁立することを決めた。
仲里氏は自民党県連顧問在任中、1月の名護市長選で辺野古反対の現職を支援して除名になった。「辺野古移設を止めるため『オール沖縄』を堅持して翁長氏をサポートする」と話している。22日に正式表明する。
沖縄4区には知事選敗北の責任を取って自民党県連会長を辞任した西銘恒三郎副総務相(60)が出馬予定。仲里氏は西銘氏の後援会長だったが、西銘氏が前回衆院選後に辺野古移設容認に転じたため後援会長を辞めた。
仲里氏の出馬で、沖縄全4区で、自民前職に対抗して辺野古移設反対を訴える候補予定者がそろった。【佐藤敬一】