衆院選:安倍政権に総選挙の洗礼「1強多弱」は変わるか
毎日新聞 2014年11月21日 22時15分(最終更新 11月22日 00時51分)
臨時国会で共闘路線を取った野党各党も、この日は選挙戦に向けてそれぞれがアピールした。民主党の海江田万里代表は21日の党両院議員総会で「これからの4年を安倍政権に任せたら日本はとんでもない方向に行ってしまう。民主党こそその流れをただす勢力になる」と強調した。争点にはアベノミクスのほか、集団的自衛権の行使容認や特定秘密保護法も挙げ、「立憲主義を否定する政権の体質そのものを争点にしたい」と記者団に語った。
また、維新の党の江田憲司共同代表は「議員定数削減など自民にも民主にもできない本当の改革を訴えたい」と記者団に語った。民主、維新両党の選挙協力に加え、みんなの党が解党を決めるなど「第三極」政党が曲がり角を迎える中、次世代の党の山田宏幹事長はNHKの番組で「慰安婦問題などタブーなく、自民、民主ができない政策で新しい第三極の核を作りたい」と訴えた。共産党の志位和夫委員長は国会内で記者団に「政治を変える大きなチャンスだ」と躍進を期す考えを示した。
自公民3党は12年11月、大幅な議員定数の削減について「次期通常国会(13年)で必要な法改正を行う」ことで合意した。しかし、12年末の政権交代後も与野党協議での歩み寄りはなく、実現をみないままでの衆院選となった。【木下訓明、佐藤慶】