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【プロ野球】

井端が剛裕にエール 「チャンスがあるということ」

2014年11月23日 紙面から

井端弘和杯学童野球大会であいさつする巨人・井端=東京・大田スタジアムで

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 巨人・井端弘和内野手(39)が22日、中日を戦力外となって育成選手での巨人入りが決まった堂上剛裕外野手(29)にエールを送った。長年過ごしてきた竜を後にして、ライバルだったG戦士となるのは自らが昨オフからたどってきたのと同じ道。百戦錬磨のベテランは経験を伝えることで、堂上剛、同じく中日から巨人入りする吉川の再スタートを後押しする。

 言葉に、後輩の再出発を後押しする思いがこもっていた。22日、東京・大田スタジアムで開かれた「井端弘和杯学童野球大会」(東京中日スポーツなど主催)に来場した井端。報道陣に堂上剛の話を振られると、まず激励の気持ちを口にした。

 「(堂上剛は)野球をやれていることはチャンスがあるということだから…」。本人からはすでに連絡があった。中日では10年間も一緒にプレーしただけに「支配下に登録されるようにアピールをしてほしいね」。今後の奮闘を願う。

 温かい言葉。根底には自らの経験がある。中日から移籍した今季。支えは仲間の気遣いだった。積極的に声をかけてもらい、同級生の高橋由は打撃練習のコンビを組んでくれた。黙々とスイングする姿を見た井端は「もう少し、頑張らないと」と自らを奮い立たせた。

 「周りが慣れさせるようにしてくれた。やりやすかった」と井端。堂上剛や吉川は、今年の自分と同じ立場。「まったくいないよりも(知っている人が)いる方がね」。必要と思ったら、2人がチームに慣れるよう手をさしのべる。

 もちろん、プレーでも手本となる。CS終了後は体を休めることに専念し、疲労は解消。近日中にトレーニングを開始する。「(来季は)もう少し良い動きができるかな」。さらなる活躍へ、意欲を見せた。 (川越亮太)

 

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