【ソフトB】メッツFA・松坂入団で9年ぶり日本球界復帰
米大リーグ・メッツをFAとなった松坂大輔投手(34)のソフトバンク入りが22日、決定的となった。今オフにFAになった後、ソフトバンクとDeNAが条件提示していたが、この日までにソフトバンク入団の意思を固め、渉外担当に連絡を入れたことが分かった。今後、契約内容など細部を詰め、近日中にも球団から正式発表されることになる。
松坂の9年ぶりの日本球界復帰が決定的になった。松坂はワールドシリーズ終了から5日間の所属球団との独占交渉期間を経てFAに。交渉解禁と同時に速攻で獲得意思を表明したソフトバンクと高校(横浜高)時代を過ごした横浜を本拠地とするDeNAとの一騎打ちになっていたが、最終的にホークスを選択した。
松坂は21日にDeNAに交渉終了の断りを入れた。ソフトバンクは松坂がRソックスからFAになった2012年から調査をしており、今季、メッツで体調が良い中で中継ぎ起用されていた試合や、先発登板したゲームを徹底チェック。松坂自身が日本球界復帰を視野に入れていることも調査済みだった。
後藤芳光球団社長(51)が「いい選手。現場と相談しながら、チームのためになる戦力、若手の成長につながる選手を総合的に判断していく」と話すなど、まだまだ力を発揮できると判断し、年俸4億円、4年以上の複数年契約という最大限の誠意をもって担当者が渡米して交渉に当たっていた。
松坂には米国に残るという選択肢もあったが、メジャーで先発の座が確約されるのは、ごくわずかな投手しかいない。松坂は「自分は先発だ、という気持ちを消すことはできなかった」と、スターターとしてのプライドをのぞかせるなど、先発としてもうひと花咲かせたい、という思いが強かったため、日本球界復帰を決意したとみられる。
10月中旬に約1週間、恩師の横浜高・小倉清一郎前部長(70)への謝恩会に出席するため、日本に一時帰国。その後、米国に戻り、11月から来季に向けたトレーニングを開始するなど、来シーズンに向けての準備を始めている。「平成の怪物」と呼ばれた右腕の日本球界復帰。日本一となったソフトバンクは、連覇へ向けて大きなピースを獲得した。
◆松坂 大輔(まつざか・だいすけ)1980年9月13日、東京都生まれ。34歳。神奈川・横浜高のエースとして、98年甲子園で史上5校目の春夏連覇を達成。同年ドラフト1位で西武入り。日本では99年から3年連続最多勝獲得。2006年オフにポスティングシステムでRソックス入り。08年には日本投手最多となる18勝をマーク。06、09年の第1、2回WBCでともにMVP。メジャー通算成績は158試合で56勝43敗、防御率4・45。182センチ、92キロ。右投右打。