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最後の香港総督 学生たちに呼びかけ
11月21日 10時53分

最後の香港総督 学生たちに呼びかけ
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学生などの抗議活動が続く香港の情勢について、イギリス統治時代に最後の香港総督を務め、これまで活動を支持してきたクリス・パッテン氏は学生たちに対して、主張は十分に伝わったとして、幹線道路の封鎖を解除するよう呼びかけました。

香港では、民主的な選挙の実現を求める学生や市民が2か月近くにわたり、幹線道路に座り込む抗議活動を続けています。
これについて、中国の人権状況などを調査するアメリカ議会の中国特別委員会は20日、公聴会を開き、イギリス統治時代に最後の香港総督を務めたクリス・パッテン氏が、ロンドンからテレビ電話で証言しました。
この中で、これまで抗議活動を支持してきたパッテン氏は、「北京と香港の指導者が学生たちと真剣に対話しないのは極めて遺憾だ」と述べ、中国政府の対応を批判しました。
そのうえで、「学生たちは高い倫理観を持って活動し、議論に勝利した。ただ、彼ら自身が法律の重要性を認めている以上、裁判所の命令には従うべきだ」と述べ、幹線道路の封鎖を解除し、民主的な選挙の実現を求める活動の態勢を立て直すよう呼びかけました。
パッテン氏としては、このまま膠着状態が続き、一部の参加者が暴徒化すれば、学生たちへの批判が強まりかねないという懸念があるとみられ、今も香港の世論に影響力のあるパッテン氏の発言を受け、学生たちがどう対応するかが注目されます。

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