2014.11.23 05:03(1/2ページ)

逆転Vへ望み!“常勝軍団”鹿島、残り2節で首位と勝ち点4差!!

チーム2点目を決めた赤崎(中央奥)に、土居(左)や西(手前)らが駆け寄って大喜び。鹿島は逆転優勝に望みをつないだ

チーム2点目を決めた赤崎(中央奥)に、土居(左)や西(手前)らが駆け寄って大喜び。鹿島は逆転優勝に望みをつないだ【拡大】

 J1第32節(22日、鹿島2-1川崎、カシマ)赤く染まったカシマスタジアムに歓声がこだました。2万261人の後押しを受けた鹿島が2-1で勝利。奇跡の逆転優勝へ望みをつなぎ、セレーゾ監督は満足そうにうなずいた。

 「タイトルを目指すために全身全霊を懸けるのがチームの伝統。(最終節)12月6日の最後の笛が鳴るときに、努力の結果が表れるだろう」

 前半45分にMF遠藤が約20メートルの左足ミドルをねじ込むと、後半8分には23歳のルーキーFW赤崎が頭で追加点。終了間際に川崎MFレナトのFKが壁に当たってゴールに吸い込まれたが、最後まで集中力を切らさず逃げ切った。

 頼れる主将が踏ん張った。MF小笠原は前夜に嘔吐(おうと)など急性胃腸炎のような症状に苦しめられたが、強行出場。後半14分に退くまで周囲を鼓舞しながらプレーした。日頃から「優勝して監督を男にしたい」と話し、後輩からも慕われる存在。必死の姿にチームは奮起した。

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