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 安倍内閣は21日の閣議で、10日の日中首脳会談に際し中国側と事前に交わした合意文書の中にあった「両国関係に影響する政治的困難」との文言について、「靖国神社参拝の問題を含む」とする答弁書を決定した。

 合意文書は第2項目で「双方は、歴史を直視し、未来に向かうという精神に従い、両国関係に影響する政治的困難を克服することで若干の認識の一致をみた」とした。答弁書は「若干の認識の一致」について、「日中間の政治的困難を克服することは容易ではないが、これに取り組む上での基本的方向性や姿勢については一致している」としている。維新の党の井坂信彦衆院議員の質問主意書に答えた。