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サイ・ゴダード(3月18日)
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【スポーツ】<首都スポ>初代女王狙う日体大ラグビー部 23日に日本一かけ、名古屋Lと対戦2014年11月22日 紙面から 
 日体大女子が初代女王の座に挑む! 23日、ラグビーの第1回全国女子選手権が東京・江戸川区陸上競技場で開催される。東西の強豪チームから高校生まで、各グレードの「ラ組女子」が集結する大会のメーンゲームは、東西の15人制女子最強チームによる女王決定戦「日本協会会長杯」。関東からは関東大会優勝の日体大が出場し、関西王者の名古屋レディースに挑む。女子ラグビーは五輪種目採用が決まった7人制が中心だが、15人制も熱い! (大友信彦) 吐く息が白く染まり、夜空へ上っていく。横浜市青葉区、多摩丘陵に抱かれるようにたたずむ日体大健志台キャンパス。冷気を裂いてボールを追っていたのは、屈強なラガーメンならぬ女子大生ラガー。第1回全国女子ラグビー選手権で日本協会会長杯を懸け、15人制の東の横綱として、名古屋レディースと対戦する「日体大ラグビー部女子」の選手たちだ。 「テーマは『組織は個にまさる』です」 チームを率いるSO樋口由衣主将(4年・昭和学院)は言った。 「日体大は他のチームより体は小さいし、経験の浅い選手が多いけれど、練習日数は多いし、一つになって戦えるのが強みです。15人制は足が遅い子でもできることはいっぱいある。チームで戦っている感じが好き」 日体大は、10月12日〜11月2日で行われた関東女子大会に優勝して、この大会の代表をつかんだ。 「今の女子ラグビーは7人制の大会が多いけれど、7人制と15人制の両方をやるのが日体大。中でも年間の一番の目標はこの関東大会と会長杯です。この時期は練習のほとんどが15人制です」(樋口主将) 1人あたりのスペースが広い7人制では個人の運動能力が大きなウエートを占めるのに対し、15人制はFWのセットプレーなど組織で戦う比重が高い。取材に訪れた日は、男子を相手にスクラム練習も敢行。腕の使い方、姿勢の取り方など、男子選手は身ぶり手ぶりを交え、練習台も務めながらスクラムのポイントを伝授していた。 FW担当の古賀千尋コーチもBK出身とあって「私たちコーチ陣が(男子選手に)助けてもらっています」と感謝する。「最近は15人制もやりたいと言って日体大を志望する高校生も増えています」 2016年リオデジャネイロ五輪での正式採用が決まって以来、女子7人制ラグビーの強化に乗り出す大学が全国的に増えているが、15人制の単独チームを組めるのは、部員22人と大学最多の日体大だけだ(既卒選手3人を含む)。名古屋レディースとの会長杯(決勝)対決は3年連続で、過去1勝1敗。名古屋はFW岡田真実、BK兼松由香ら、長年7人制と15人制の両方で日本代表を支えてきたベテランぞろい。日体大は、関東代表であると同時に、学生代表として社会人最強クラブに挑むわけだ。 「今年のFWは1年生中心。FWの強い名古屋を相手にどこまで頑張れるか。タックルと走る練習は十分やってきたから、それを試合で出せば十分戦える」と中川直子ヘッドコーチ。「目標はもちろん日本一です!」 23日の江戸川区陸上競技場。日体大女子が関東勢&大学勢を代表して、強敵を倒しにいく! ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」面がトーチュウに誕生。連日、最終面で展開中 PR情報 
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