三浦の相手、プエルタの公開練習でシャドーやミット打ちを見たが、スピードとうまさを感じた。コンビネーションのバランスがよくて、防御も堅そう。やっかいな挑戦者となりそうだ。
169センチの三浦はこの階級では小柄で、対戦者の多くが自分より大きい。だが、その不利を生かして懐に入る素早い動きで自分のボクシングを築いてきた。ベルトを巻いて自信もつけている。
最近は伸びるパンチに進化も感じる。サウスポーで肩をやや突っ込んだ変則な構え。得意の左ストレートから返しの右フックがかみ合えば面白い。強打は三浦が上。KO防衛もある。
フライ級ではゴンサレスの初防衛は堅い。相手のフエンテスはかつてスパーリング相手を努め、手の内を知っているが、パワーに圧倒的な差があり、番狂わせはないだろう。 (格闘技評論家)
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