寿柳聡
2014年11月22日05時23分
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は鹿児島県の種子島宇宙センターにある宇宙科学技術館に、小惑星探査機「はやぶさ」の旅を体験できるシミュレーターを導入し、21日公開した。
シミュレーターでは、画面を見ながらマウスやタッチパネルを使って、はやぶさなどの操作が体験できる。2003年の打ち上げや小惑星「イトカワ」への着陸、地球への再突入など、はやぶさが実際にたどった道筋を進む。イトカワへの着陸後に行方不明になり、そこから途絶えた通信を復活させる「任務」もある。
さっそく操作に挑戦した地元の小学生は「難しかったけど、うまく着陸できた。将来はロケットを打ち上げる仕事をしたい」と笑顔だった。センターの長尾隆治所長は「生の教材で、子どもたちにはやぶさの成し遂げたことを学んで欲しい」と話した。
シミュレーターの利用は無料。宇宙科学技術館の開館は午前9時半~午後5時(月曜休館)。30日には「はやぶさ2」を載せたH2Aロケットが種子島から打ち上げられる予定だ。(寿柳聡)
おすすめコンテンツ
朝日新聞デジタルをフォローする
PR比べてお得!