炎上していた「どうして解散するんですか?」が、小学4年生ではなくNPO法人「僕らの一歩が日本を変える。」の代表・青木大和氏(@yamato3994)が製作していたものだったとして謝罪した。サイトは現在、謝罪文が掲載されたページに置き換わっている。
「なぜ1回で700億円もかかるのに衆議院を解散し、選挙を行わなければいけないのか?」と国民や政治家に問いかけているサイトで、作ったのは小学4年生の「中村」さんとされていた。
しかし、公開当初こそ「小学4年生が作った」という点に注目が集まったものの、しばらくするとその内容から「小学4年生が作ったとは思えない」と炎上。またサイトのドメインと類似する「why-kaisan.jp」を「僕らの一歩が日本を変える。」が同時期に取得していたことから、同団体に疑いの目が向けられていた。同団体は11月22日、「団体としてサイトを作ったり意見を発信したりなどはしておりません」とサイトへの関与について否定していた。
青木氏はサイト内で、小学4年生をかたったことについて謝罪。「今回の一連の騒動は全て私1人が行いました。全ての責任は私がとらせて頂きます」と、代表を務める同団体とは無関係であることを強調した。また青木氏から声をかけられ、サイトの構築を手伝ったという同団体メンバー・Tehu氏も、「多くの方々に大きな誤解を与えてしまう結果となったことについては、僕および青木の不徳の致すところです。心よりお詫び申し上げます」と自身の個人サイトで謝罪した。
現在、「僕らの一歩が日本を変える。」のサイトは真っ白になっており見られない状態となっている。
青木氏=中村さんには編集部からもメールで質問を送っていたが、サイトを立ち上げた理由については、
「あべそーりが約束をまもんないでお金をムダづかいするのがりゆうです。11月18日にあべそーりが解散するって言ってから、なんでなのか分からなくて、学校のみんなをあつめてサイトをつくることをきめました!」
――と回答。どのようにサイトを作ったかについては、
「ぜんぶ小学校の友達でやりました。」
「プログラミングができるのが2人、デザインができる人が1人います! 18日からつくり始めて、ねずに2日くらいで作りました」
「みんなは1か月はかかったって言ってるけど、ぼくらはこのサイトをほんとに2日でつくりました。」
「サイトの数字はアクセス数じゃなくて、ハッシュタグをつけてツイートした人のフォロワー数です。かってにふえてるとかはほんとにありません」
――と、あくまで中村さんを中心とする小学生だけのグループで開発したと説明していた。中村さん=青木氏からその後、返信はない。
また「僕らの一歩が日本を変える。」側にも質問を送っていたが、こちらも「運営者が弊団体という噂が広がっておりますが、団体としてドメインをとったり、サイトを作ったり、意見を発信したりなどはしておりません。誤解のないよう、御願いできればと存じます」とサイトとの関係を否定していた。
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