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米国 えん罪で39年ぶり釈放
11月22日 20時52分

アメリカ中西部のオハイオ州で、強盗殺人の罪で服役していた男性2人が判決の根拠となっていた目撃証言が撤回されたことを受けて有罪判決が取り消され、39年ぶりに釈放されました。

釈放されたのはリッキー・ジャクソンさん(57)とウィリー・ブリッジマンさん(60)です。
2人は1975年、アメリカ中西部オハイオ州のクリーブランドで販売員を射殺して金を奪ったとして強盗殺人の罪で死刑判決を受けました。
その後、オハイオ州で死刑制度がいったん廃止されたことなどから、2人は刑務所で服役していましたが、去年になって事件を目撃したと証言していた当時10代の少年だった男性が、「警察の捜査を助けるため、うそをついてしまった」と証言を撤回しました。
裁判所がこれを認め、有罪判決を取り消したため、2人は21日、39年ぶりに釈放されました。
2人は釈放されると支援者たちから拍手で出迎えられ、抱き合って喜んでいました。
このうちジャクソンさんは「いつかこの日が来ることを思い続けていた。あまりにも長く刑務所にいたので実際にこの日が来ると、これから何をしていいのか思いつかない」と話していました。
2人を支援した団体によりますと、アメリカでえん罪による服役としては最も長いケースに当たるということです。

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