3D和菓子:「出力」成功…高校生4人が挑戦

毎日新聞 2014年11月22日 20時05分(最終更新 11月22日 21時38分)

3Dプリンターから出力された白あんで形作られたサクラの模様を見る開発した4人の高校生=東京都港区の東京工業大学付属科学技術高校で2014年11月20日、小関勉撮影
3Dプリンターから出力された白あんで形作られたサクラの模様を見る開発した4人の高校生=東京都港区の東京工業大学付属科学技術高校で2014年11月20日、小関勉撮影

 東京工業大学付属科学技術高校(東京都港区)の3年生の生徒4人が、3Dプリンターを使った和菓子作りに成功した。23、24の両日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれる物作りを紹介するイベント「Maker Faire Tokyo 2014」(メーカーフェア東京2014)に出品される。

 4人は授業の一環で作品作りに挑戦。通常は樹脂を押し出し立体物を製作する3Dプリンターの一部に手を加え、注射器を取り付けてノズルから「白あん」が出るように改良し「3D和菓子」の「出力」に成功。サクラの花びらやカエル、ハート形など5種類の和菓子を作ることができるという。

 4人は「3Dプリンターで作った和菓子は珍しい」と興奮気味。メンバーの真島大樹さん(17)は「ノズルを替えたりプログラムを書き換えたり、5カ月間試行錯誤した」と話した。【小関勉】

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