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2012年07月15日

姉「夜這だぞー……あれ」こそっ 妹「げっ」 弟zzz 


5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 22:21:07.53 ID:bKJIMNlL0
姉「な、なんで妹ちゃんがここにいるの?」

妹「お、お姉ちゃんこそ! ここお兄ちゃんの寝室だよね?」

姉「わ……私はその……あれだよ! ちゃんと弟くんが寝てるかどうかの確認を……」

妹「へー……だ、だったらほら、見て。お兄ちゃんぐっすり寝てるでしょ? 安心して戻っていいよ!」

姉「ぐ……い、妹ちゃんがここにいる理由聞いてないけど?」

妹「私は……お姉ちゃんがお兄ちゃんを夜這いしないようにここで見張ってるんだよ」

姉「はー!? そんなの無意味だから今すぐやめなよ!」

妹「いやいや早速効果あったよ! たった今お姉ちゃんの夜這い計画を阻止してみせたよ!」

姉「よ、よよよ夜這いじゃないってばー!」

弟「うーん……なんだようるさいな……」

姉・妹「!!」


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 22:32:10.92 ID:bKJIMNlL0
弟「ってあれ? 何で2人とも俺の部屋に……まさか……」

妹「……! あ……あのねお兄ちゃん! 今ね、お姉ちゃんがお兄ちゃんのこと夜這いしようとしてたのを私が阻止してたんだよ!」

姉「い、いいい妹ちゃんってば何言ってるのよー! 違うって言ってるでしょー?」

弟「姉ちゃん……?」ジー

姉「わ、私はただ弟くんがしっかり睡眠をとれているか確認しにきただけ! それだけなの! 信じてー」

弟「そ、そうか……? でも俺別に不眠症とかじゃないし……そんな心配すること無いと思うんだけど」

妹「騙されちゃ駄目だよお兄ちゃん! お姉ちゃんってばかなりスケベな顔しながら部屋入ってきたんだから!」

弟「そうなのか? ……っていうかその前に……なんでお前も部屋にいたんだ?」




12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 22:41:01.21 ID:bKJIMNlL0
妹「え? えーっとそれはだからー……」

姉「そうだよ! 大体妹ちゃん、私が夜這いしないように見張ってたってことは、ずっと寝ている弟くんと2人っきりだったってことでしょ」

姉「絶対何かしてるに決まってるよー!」

妹「まだしてないってば!」

弟「まだ……? ってことは何かするつもりだったのか?」

妹「ぎっくうううううう!」

弟「リアクション分かりやすっ」




14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 22:50:40.41 ID:bKJIMNlL0
弟「じゃあお前ら、そこに正座して。一体何をするつもりだったのか言ってみろ」

姉「そーだそーだ! 白状しなさい!」

弟「いや姉ちゃんもね」

姉「えー私もー!?」

妹「う……うう……」

弟「どうした妹? 俯いて」

妹「何をするつもりだったかなんて……恥ずかしくて言えないよぉ」

弟「何?」




17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 23:02:58.05 ID:bKJIMNlL0
弟(え……恥ずかしいって……軽いイタズラとかじゃ無かったの? もしかしてガチで夜這いするつもりだったのかこいつら?)

弟(いやいや、俺達は兄妹だぞ? ありえねぇって……)

弟(……けど、もし本当にそういう行為をしようとしてたんなら手遅れになる前にしっかり対処しておかないとな……)

弟「妹……恥ずかしいのは分かる……けど、ちゃんとお前の気持ちを教えておいてくれないか?」

妹「お兄ちゃん……」

弟「姉ちゃんも……もしかしたら俺は今から2人に厳しいことを言わなきゃいけなくなるかも知れないから、先に謝っとくな」

姉「弟くん……」

弟(今までは仲良し3人兄妹でやってこれたけど、そろそろはっきりさせとくべきなのか……)




18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 23:11:53.17 ID:bKJIMNlL0
妹「分かったよ、お兄ちゃん……言うよ」

弟「ああ……」

弟(どんな生々しい言葉が出てきても、受け止めてみせる……!)






妹「私…………………………お兄ちゃんの頭なでなでしようとしてましたっ! ごめんなさいっ!!」

弟「妹…………………………って……え?」

弟「何? なでなで?」

妹「言っちゃった……恥ずかしい////」




21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 23:22:20.39 ID:bKJIMNlL0
弟「ちょっと待て、お前そんなことで恥ずかしがって……」

姉「さ、さささ流石にそれはやりすぎだよ妹ちゃん!」

弟「ええー……?」

妹「ごめんなさい! 最初はお兄ちゃんの寝顔を一目見るだけのつもりだったの!」

妹「けど、あまりにお兄ちゃんの寝顔が可愛過ぎて……ずっと見てたらつい魔がさしたというか……」

姉「き、気持ちは分かるけど、だからって寝ている弟くん相手に無理やり頭なでなでなんて……は、破廉恥にも程があるよ////」

妹「うん……だからお姉ちゃんがあのタイミングで入って来てくれて正直ほっとしてるよ」

妹「あと少しで私は超えちゃいけない一線を越えてしまうところだった……」

弟「超えちゃいけない一線って……ええー……」




22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 23:35:35.62 ID:bKJIMNlL0
弟「ち、ちなみに……姉ちゃんは俺の部屋にきて何をするつもりだったの?」

姉「わ、私はその……弟くんの寝顔の写メを……頂こうと……」

弟「写メだけ? 俺自身に何かするつもりは?」

姉「そ、そそそそんなHなこと! 出来る訳ないよおお////」

弟(顔真っ赤にしてあたふたしてる……姉ちゃん演技はド下手だし……嘘ついてる訳じゃないんだな)

妹「お姉ちゃん……勝手に撮影は……ちょっとレベル高すぎるんじゃないの?」

姉「あ、頭なでなでしようとした痴女には言われたくないもん!」

妹「あうう……」

弟(こ、これは……)




28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/11(水) 23:55:16.60 ID:bKJIMNlL0
妹「お、お兄ちゃん……?」

姉「弟くん……?」

弟「あ、ああ、うん……」

妹「ごめんなさい! もう勝手にお兄ちゃんの頭なでなでとかしないから!」

姉「わ、私も! 写真撮る時は絶対弟くんから許可とってからにするから!」

弟「そ、そうか……」

弟(自分はもっとエロエロなこと想像してたなんて言えない空気だ……)




36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 00:05:58.06 ID:bKJIMNlL0
弟「……」

妹「お兄ちゃん……私のこと……軽蔑した……? Hな子だって……」ウル…

弟「……あ……いや……」

妹「わ……私……本当……反省してるから……絶対もうしないから……だから……」ウルウル

妹「嫌いにならないでぇ……」ポロポロ

弟「うえっ!? ちょ、ちょっと待て妹……」

姉「い、妹ちゃん……泣いて弟くん困らせちゃ……だめ……だ……よ……」ウル..

姉「う……うえええええん! 私も弟くんに嫌われたくないよおおおおお!」

弟「あわわわわ……ね、姉ちゃんまで……」




41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 00:17:52.65 ID:bKJIMNlL0
弟「ふ、2人とも聞いてくれ!」

妹「う……うぅ……ぐす……」

姉「……ひっく……うん……」

弟「なんか本当こちらこそ……すいませんでしたぁっ!」ガバッ

妹「え……ええええ!? 何でお兄ちゃんが謝るの!?」

姉「そうだよ! 悪いのは私達なんだから! 私達こそ土下座しないと……」

弟「頼むからやめてくれ姉ちゃん! 謝られれば謝られる程ダメージがくる!」




46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 00:28:39.31 ID:bKJIMNlL0
妹「でも……」

弟「と、とりあえずだな。俺は全然怒ってないから!」

姉「ほ、本当?」

弟「ああ、ほんとほんと。俺はそんなことぐらいで怒んないよ」

妹「じゃあ私達のこと嫌いにならない……?」

弟「俺が2人のことを嫌いになる訳ないだろ」

妹「で、でも私……お兄ちゃんにHなことしようとしたのに……」

弟「Hなことって……所詮はこんだけのことだろ……」ナデナデ

妹「……!! ふ、ふわあああ!? おおおお兄ちゃん!?////」




49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 00:40:41.62 ID:bKJIMNlL0
妹「にゃ、にゃに、なにを……してりゅのぉ!?」

弟「噛みすぎ。噛みすぎだよ妹」

姉「お……弟くぅん……」ジワ…

弟「ああ、勿論姉ちゃんにも怒ってないからな。写メくらいだったらいつでも撮ってくれて構わないよ」

姉「う……うん……ありがとう……そ……それと……」

弟「……?」

姉「……ご……ごめんなさい! 何でもないですぅ! 許してもらった挙句、頭なでなでしてもらいたいなんて考えてないですからぁ!」ダッ

弟「ちょ……待って待って! なでなでだったらいくらでもするから! 逃げないで!」




55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 00:58:06.54 ID:bKJIMNlL0
弟「……」ナデナデナデナデ

妹「ふわ……んん……あ……////」

姉「えへへ……気持ちいいよぉ……////」

弟(頭なでてるだけでこんなに幸せそうな顔するとは……)

弟(こんな純粋な心を持った2人に対して俺は……なんてことを想像していたんだ……)シュン

妹「あ……お兄ちゃん暗い顔してる……やっぱり……」

弟「え? あ、いや、違うからな? お前らに怒ってるんじゃないからな? どっちかというと自分に対して怒ってるんだ」




57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 01:07:25.77 ID:bKJIMNlL0
姉「弟くんは優しすぎるんだよ……どう考えたって悪いのは私達なのに……」

弟「謝るのはやめてくれって言っただろ? あーもうこの話は終了!」

弟「次にこの話題出したり謝ったりしたらそっちの方が怒るからな! 口聞いてやんないぞ!」

妹「ひっ……! 何それ、死刑と変わらないよ!」ブルブル

姉「もう2度とその話は振りません! ハイ、今記憶からその話題を消去しました! 隊長!」ガクガク

弟(おお……言ってみただけだったけど、予想以上の効果……)




62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 01:16:05.48 ID:bKJIMNlL0
弟「あ……ってか、もうこんな時間か……」

妹「結構話しこんじゃったね……そろそろ寝ないと」

弟「……久しぶりに……3人で寝るか?」

姉「ふ……ふぇえええ!? ななななな何をいい、い、言って……////」カアアア

妹「しょ、しょういうのは、ま、まままだ早いんじゃにゃいかにゃ……////」カアアア

弟「うわーごめん! 言ってみただけ! かるーい冗談だから!」

姉「じょ、冗談にしては刺激が強いよ弟くん……////」プシュー




63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 01:21:43.16 ID:bKJIMNlL0
妹「じゃあ私達部屋に戻るね……おやすみ、お兄ちゃん」

姉「えへへ……いい夢見てね、弟くん」

弟「おーう」

バタン..

弟「……行ったか」フゥ

弟「2人とも……ピュアすぎるだろおおおお」

弟「はぁ……なんか……自分がどれだけ汚れてしまってるのか実感できて……死にたくなってきた……」

弟「……ちょっとオナ禁してみようかな……」




82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 03:02:20.47 ID:bKJIMNlL0
―――――――――――――――――――――




妹「お兄ちゃーん! ご飯出来たよー!」ガチャ

弟「……!? お、おい! 勝手に入ってくるなよ!」ドタバタ

妹「あ……ご、ごめんね……取り込み中だった?」

弟「お、おう……あー……で? 何だっけ?」

妹「あ、うん。晩御飯できたからお姉ちゃんが呼んできてって」

弟「おーそうかー! 姉ちゃんのメシはいつも美味いから楽しみだなー! よーし、台所に向かうか妹よー!」

妹「う、うん……」

弟(あっぶねー! 危うく自慰行為中のところを見られるとこだったぜー! てか見られてないよな?)

弟(……うん、大丈夫大丈夫。もし見られてたら妹が平然としてられる訳がないもんな! セーフ!)

妹「……」チラッ




86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 03:51:06.68 ID:bKJIMNlL0
弟「ご馳走様でしたー!」

姉「お粗末様。ふふ、弟くんってば美味しそうにご飯食べるよね」

弟「だって本当に美味いんだもん。こんなに美味しい料理が作れるんだし、姉ちゃん絶対いいお嫁さんになるよなー」

姉「はわわわっ、い、いいお嫁さんだなんてそんな……////」

妹「……」

弟「ん? どうした妹? なんか考え事か?」

妹「えっ? あ、ううん。別に……それよりお兄ちゃん、お風呂沸いてるから先入ってきていいよ!」

弟「そうか? んじゃ一番風呂頂いてくるわー」

スタスタ

妹(よーし、今の内に私も……)コソコソ

姉「あれ、妹ちゃんどこ行くの?」

妹「……!」ドキッ




87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 04:08:18.04 ID:bKJIMNlL0
妹「え、べ、別に部屋戻るだけだけど?」アセアセ

姉「怪しい……妹ちゃんも私に似て嘘つくの上手じゃないんだから……すぐ分かっちゃうんだからね!」

妹「うぅ……ちょ、ちょっとお兄ちゃんのお部屋にお邪魔しようと思っただけだよ……」

姉「な、何で? 弟くんは今からお風呂で、部屋にはいないのに……」

姉「はっ! ま、まさか弟くんが居ない隙を見計らって……弟くんのベッドシーツについた匂いを嗅ぎに行くんじゃ……!」

妹「な……////」

姉「ダメ! ダメだよそんな破廉恥なこと! お姉ちゃん許さないよ!」

妹「そ、そそそそんなことする訳ないじゃん! お姉ちゃんこそそんなHな妄想しちゃって、よっぽど破廉恥だよ!」

姉「あ、あう……ご、ごめん……確かにちょっと過激な発言すぎたね……////」




88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 04:29:27.58 ID:bKJIMNlL0
姉「じゃ、じゃあ本当は何しに行くつもりだったの?」

妹「さっきね、お兄ちゃんを呼びに行った時ちょこっと部屋の中見たんだけど……」

妹「結構ちらかってて、さ。だからお兄ちゃんがお風呂入ってる間に片付けてあげたらお兄ちゃん喜ぶかなって」

姉「なるほど……ってずるーい! 妹ちゃんってば、私に内緒で弟くんに褒めてもらおうとしてたのー?」

妹「お、お姉ちゃんだって料理いっつもお兄ちゃんに褒めてもらってるじゃん! 今日だっていいお嫁さんになるとか言われちゃって……羨ましい!」

姉「え、えへへへへ……い、いいお嫁さんだなんて……えへへぇ////」

妹「思い出してにやけないでよ!」




90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 04:48:19.45 ID:bKJIMNlL0
姉「はっ……と、とにかく! 妹ちゃんだけにそんなことさせられない! 私も手伝うからね!」

妹「ううー、やっぱりこうなった。だからばれないようにこそこそ行こうと思ってたのにー……」





弟の部屋―

姉「お、お邪魔しまーす……」

妹「お兄ちゃんは今お風呂だから返事はないよ……」

姉「わ、分かってるけどい、一応、ね……」

姉「ふわ、ここが弟くんの部屋かぁ……なんだか久しぶりに入るなぁ」

妹「そう言えば私もだ……お兄ちゃん、最近全然部屋に入れてくれないもんね。なんでかな」




92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 05:04:05.39 ID:bKJIMNlL0
姉「勝手に部屋入ると怒るしねー……今のこの状況も、ばれたらすっごく怒られるんじゃないかな?」

妹「う……! そ、それは……」

姉「……や、やっぱり私戻ろうかなー……弟くんに怒られたくないし」

妹「ちょっ! い、今更逃げるのは無しだよ! それに、部屋がきれいになってたらお兄ちゃんだって怒る筈ないよ!」

妹「そうだ……お兄ちゃんが最近部屋に入れてくれないのも、部屋が汚れてるからなんじゃないかな!」

妹「ちらかってる部屋を私達に見せるのが恥ずかしいから入れてくれない……きっとそうだよ!」

姉「なるほど……ってことは私達がここを綺麗に掃除してあげれば……」

妹「怒られることはなくなる……どころか、これからはまた部屋に入れてくれるようになるって訳だよ!」

姉「おー、すごい! 妹ちゃん、なかなかの策士だね……」

妹「いやー、それ程でも……よーし、そうと決まれば……」

姉「サクッとお掃除大作戦、始めちゃおー!」




93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 05:26:45.58 ID:bKJIMNlL0
弟「ふいー、さっぱりしたー……」ホカホカ

弟「おーい、あがったから次どっちか風呂入っていいぞー……って」

弟「ありゃ、2人ともいない……部屋戻ったのかな?」

弟「ま、いっか。勝手に入るだろ」

弟「それより……さっきはいいタイミングで妹に邪魔されてフィニッシュまで行けなかったからなー」

弟「さっさと部屋戻って続きをしようかなーっと……」ガチャ




弟「……って………………………あれ?」

姉「あう……あ……う……」カアアアアア

妹「はひ……」パクパク




114:米田 ◆YONE/zixE6 :2012/04/12(木) 11:01:27.93 ID:P5Td96Tr0
     ヾヽ
    γ_ ・l>  興味深いスレですヨネ
    ミ(ノノハヾ)   
  ヘ レハ ゚ヮ゚ノヽ  
 〈  とl>炎つ 〉  
  VWWく/__l|WV
     ∪∪




155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 16:37:32.28 ID:URNV1dIx0
>>114
遅かったじゃないか




126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 14:19:06.10 ID:bKJIMNlL0
弟(あれ? 何で姉ちゃんと妹が勝手に俺の部屋に……?)

弟(っていうか……ちょっと待て)

弟(2人の足元に落ちてるのって……まさか……)

弟(エ……エロ本じゃねえかああああああああああああ)

弟(やばい! これはやばい! マジでやばい! あんなピュアな2人にエ、エロ本だなんて……)

弟(ど、ど、ど、どうしよう!? と、とりあえず声を……)

弟「お、おい! ふ、2人ともここで何やって……」




131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 14:33:50.80 ID:bKJIMNlL0
弟「お、おい! ふ、2人ともここで何やって……」

姉「あ……おおおおお弟くん……あ……あの……あの……は、はううう////」プシュウウウ

弟(ただ目が合っただけなのに姉ちゃんが今にも溶けそうなくらい赤くなってる!)

妹「は……はひ……お……お兄ひゃん……あにょ……あにょ……」パクパク

弟(妹は妹でずっと口パクパクし続けてて全然呂律も回ってねぇし!)

弟「お、お前らなんで勝手に俺の部屋入ってるんだよ? しかも俺が風呂入ってる間に!」

姉「ご……ごめん……ごめんね……妹ちゃんが……弟くんがお風呂入ってる時にお部屋掃除してあげたら喜ぶかもっていうから……」

姉「わ、私もって思って……2人で掃除してたんだ……」

姉「そ……そしたら……な、なんかね……エ、エエエHな……本が……で、で、出てき……はうう……////」

弟(畜生……こうならないように部屋には2人を入れないようにしてきたのに……2人の優しさが仇となるなんて……)




133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 14:43:06.22 ID:bKJIMNlL0
姉「こ、これ……」

弟「……!」

姉「お、弟くんの……なの? 弟くんが……したいことなの……?」

弟「ね、姉ちゃん……」

姉「弟くんも……やっぱり……他の男みたいに……へ……変態さん……なの……?」ウル..

弟「あ……」

妹「お、おにい……ひゃん……」パクパク

弟「う……く……」




135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 14:55:52.58 ID:bKJIMNlL0
弟「これは…………」







弟「………………………やだなぁっ! これが俺のものな訳無いだろーっ?」

姉「……えっ?」

弟「これは……アレだ。そう、友の奴のなんだよ!」

姉「友って……あの、弟くんの友達の?」

弟「そうそう。あの野郎この間家に来た時、親にエロ本隠してるのばれたから捨てられないようにって、俺の部屋に置いていきやがってさー!」

弟「で、でもやっぱ俺の部屋に、こ、こんな汚らわしいもんが置いてあるのが2人に知られたらイメージ悪いだろー?」

弟「だからあんま2人にも部屋に入られないようにしてたんだけど……あー見つかっちゃったならしょうがないかー」

弟「まっ! とにかくこれは俺のじゃなくて友のだからさ……そ、そこんとこ誤解しないように……ね」

弟(すまん……友よ)




137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 15:06:03.21 ID:bKJIMNlL0
弟(……っていうか流石にこんな嘘じゃばれるか?)

姉「そっか……うん……そーだよね! 弟くんがこんなHで破廉恥な本を読む訳ないもんね!」

弟(し、信じた……)

弟「お、おう。当たり前だろー?」

妹「……」パクパク

弟(あれ、妹まだパクパクしてる……)

弟「い、妹もあんまりショック受けないでくれよ?」ポン..

妹「……あ……!」ビクッ




138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 15:19:29.23 ID:bKJIMNlL0
妹「あ、あわ……あわわわ……お、おに、おにおににお兄ちゃん……」プルプル

弟「な、い、妹? どうした? 頭に手乗せただけでそんなに動揺して……」

妹「こ、ここここ、これ……」スッ

弟「ん? ……げっ! そ、それは……」

妹「こ、これ……きょ、兄妹で……その……その……」

弟(ぎゃー! よりによって近親相姦ものを妹に見られたー!)




144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 15:57:44.96 ID:bKJIMNlL0
弟「ん、んんんんー? そ、そそそれがどうかしたのかー? 俺、友から受け取った本は全く中身見てないからさー」

弟(嘘ですすいません。本当はアホみたいに何回も読み直しました。ぶっちゃけその本かなりお気に入りです)

妹「あ……あうあう……こ、これ……ね……兄妹で……す、す、すごくHなこと……し、してて……」

妹「な、なんかすごくて……わ、わた、わてゃし……わちゃし……しょの、あにょ……あわ、あわわわわわ」プスプス

弟「お、おい! 分かった、分かったから一回落ち着け妹!」ガシッ

妹「……! ひゃああああああ!?」ドキーン

弟「しまった! 肩掴むのは逆効果だった!」




147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 16:05:35.41 ID:bKJIMNlL0
妹「おおおお兄ひゃん! だ、だだだ駄目! 駄目だよ! 兄妹で……」

妹「兄妹で……こんな……こんにゃあ……」チラッ

エロ本「アッハーン?」

妹「」プチンッ

妹「ぴゃあああああああああああああああ!!」

ビリビリイッ!!

弟「ぎゃああああああああ! エロ本があああああああああ!」




151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 16:22:47.60 ID:bKJIMNlL0
妹「くぁwせdrftgyふじこlp」ドッタンバッタン

弟「うわー! やべぇ! 妹が暴走してる!」

姉「お、落ち着いて妹ちゃん!」

妹「dんgにげrんkclgなkだvms」ドッタンバッタン

弟「駄目だ……もはや人語を話していない。くそ……かくなるうえは……」ガバッ

ギュウウウウ

弟「悪い妹……力づくで止めさせてもらうぞ……」

妹「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!?////」




153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 16:33:53.63 ID:bKJIMNlL0
妹「あ、あああああああ……でゃめ……おに……おに……お兄……////」プシュウウウウ

妹「……はう」カクッ

弟「妹……気絶しちまった」

姉「とーうっ!」バシッ

弟「いたっ! な、何するんだよ姉ちゃん」

姉「はっ、早く妹ちゃんから離れなさ―い!」

弟「いや、これは暴れる妹を鎮めるために仕方なくだな……」

姉「そ、それは分かってるよ……でももう妹ちゃんは大人しくなったでしょー!」

姉「それなのにいつまでも抱きついてたら……変態さんの刑で逮捕しちゃうよー!」ビシッバシッ

弟「いたっ、いたたっ! 分かった、離れた! 離れたからチョップしないで!」




156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 16:48:10.49 ID:bKJIMNlL0
姉「じゃあ……今日のところは私達戻るね……妹ちゃんを部屋に連れてかなきゃならないし……」

弟「ああ……頼んだよ……」



バタン



弟「……」

弟「……はぁー」

弟「やらかしたなぁー。まさか勝手に部屋入られてエロ本見られちまうなんて……」

弟「こんなことならもっとしっかり隠しとくんだったー」

弟「2人に嘘ついちまった……けど、これで良かったんだよな……」

弟「……にしても、この惨状……」

ボローン

弟「妹が暴れてほとんどの本がボロボロになっちまった……とほほ……」




159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 17:00:26.62 ID:bKJIMNlL0
次の日―

弟(はぁ……昨日あんなことがあったせいでちょっと気まずいなぁ……特に妹)

弟(まぁけど、いつまでも話さないでいる訳にもいかないんだし、ここは明るく朝の挨拶をしてさっさと忘れちまおう!)

弟「おっはよーう!」

姉「あ……弟くんおはよう」

弟「あれ……姉ちゃんだけか。妹はまだ寝てるのか? 珍しい」

姉「いや、妹ちゃんはなんか学校の用事があって早めに出発するとかで、もう家出たんだよ」

弟「そうなのか……ちょっとホッとした……昨日のことで妹と話すのが微妙に気まずかったから」




161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 17:13:12.60 ID:bKJIMNlL0
姉「あー……そのことなら多分大丈夫じゃないかな」

弟「へ? なんで?」

姉「いや、今日ね。妹ちゃんが出てく前に昨日の事気にしてるかなって思ってそれとなーく聞いてみたんだけど」

姉「『え? 昨日の事って何?』って……」

姉「多分、気絶した時にショックで記憶が部分的に飛んだんじゃないかな?」

弟「そ、そうなのか? だったらラッキーかな。妹には衝撃が強すぎたみたいだし……覚えてないならその方がいいに決まってる」

姉「うん……あ……それとね。昨日のことなんだけど」

弟(うっ……やばい。まさかまだ色々追求されて怒られるか? それか嘘がばれた?)




167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 17:46:46.22 ID:bKJIMNlL0
姉「昨日は………………本当にごめんなさいっ!」

弟「ひっ…………って、あれ? ご、ごめんって?」

姉「弟くんの部屋に勝手に入った挙句……中の物を漁るような真似しちゃったから……だから……」

弟「あ……いや、それはアレだろ? 俺の部屋を片付けてくれようとしたんだろ?」

姉「ううん……どんな理由があったとしても、やっぱりダメだと言われてた事をやってしまうのは良くなかったんだよ」

姉「弟くんは……私達に友くんのHな本を見せないように善意で隠してくれてたのにね」

弟「……っ」ズキッ

弟「あ、ああ、まぁな……」




170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 18:03:36.30 ID:bKJIMNlL0
姉「本当、ごめん……」

弟「あ、謝るなってば。元々俺が部屋を汚くしてて姉ちゃん達に気を使わせちまったってのもあるし。部屋が綺麗ならこんな事態になってなかったかも」

弟「そう考えると俺も悪いし……な?」

姉「うん……弟くんは……ホント優しいね……」

姉「その辺の変態さんな男とはやっぱり違うや……えへへ!」

姉「よし、じゃあ朝ご飯にしよっか! 今日も腕をふるって作ったからね!」

弟「……おー。これまた美味そうだなー」

弟(こ……これで……良かったんだよな?)

弟(嘘も方便っていうし……姉ちゃん達を傷つけないためには俺は“綺麗な男”でいた方がいいんだ)

姉「……」




172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 18:15:05.31 ID:bKJIMNlL0
姉の学校―

姉「……」

姉友「おーい、あーねー」

姉「……ん? どうしたの、姉友ちゃん」

姉友「……なんか今日、姉ってばずぅっと元気ないね」

姉「え? そ、そうかなー」

姉友「弟と何かあったか?」

姉「えー!? な、何で分かったのー!?」




173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 18:20:31.33 ID:bKJIMNlL0
姉友「いや、前に元気が無かった時もそれが原因だったから勘で言ってみただけだったんだけど……まさか当たるとは」

姉友「ていうかアンタ本当ブラコンだな!」

姉「えー? そうかな? 普通だよ」

姉友「自覚症状は無しか……」

姉友「まぁいいや、その弟くんと何があったの? この私に話してみなさい」

姉「う、うん。実は昨日ね……」




174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 18:32:05.34 ID:bKJIMNlL0
姉友「なるほど。エロ本ね……」

姉「うん……」

姉友「で、つまり? アンタは大好きな弟くんがエロ本持ってたからショックで元気が無いと……そういうこと?」

姉「違うよー! 弟くんがHな本を持ってたのは友くんから渡されて仕方ないからって言ったでしょー!」

姉「私は……弟くんを信じきれてない自分が嫌で……落ち込んでただけ」

姉友「……? どういうこと?」

姉「弟くんがいつ友くんから本を渡されたかは分からないけど、多分それなりの期間あの本は弟くんの部屋にあった訳だよね?」

姉友「ふむふむ」

姉「それで……弟くんは本の中身は全く見てないって言ってたけど……でもやっぱり弟くんも男の子だから……」

姉友「我慢出来ずに読んじゃったんじゃないか……と?」

姉「……」コクン




177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 18:42:48.49 ID:bKJIMNlL0
姉友「……ほう」

姉「……本当私って最低だよね……弟くんの言ってることが信じられないなんて」

姉「勿論そんなまじまじと読んでることは無いって分かってるよ? けど、たまーに……こう……ちらっと……ね?」

姉「パラパラーっと確認しちゃうこともあったんじゃないかなーって」

姉「でもそこは弟くんの事だからすぐに我に返って、きっとすっごく自己嫌悪に陥っちゃうんだよ!」

姉「ふふ、弟くんってばしっかり反省も出来るいい子なんだからぁ////」

姉友(うわぁ……)




179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 18:54:13.97 ID:bKJIMNlL0
姉「あ、姉友ちゃん……?」

姉友「あ、ああごめんごめん。ちょっとボーっとしてた」

姉「姉友ちゃんはどう思う? やっぱり……弟くんを信じきれてない私は最低かな?」

姉友「私? 私がどう思ってるか言っていいの?」

姉「う、うん。はっきり言っていいよ! どれだけ叱られても仕方ないと思ってるから!」

姉友「じゃあ言わせてもらうけど……そりゃ嘘だね」

姉「……え……嘘……?」

姉「あ……姉友ちゃんも……弟くんが友くんの本を読んでないって言った発言……嘘だと思うの?」




183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 19:06:30.62 ID:bKJIMNlL0
姉友「あーうん。ていうか」

姉友「そもそもその友達から渡されたってところから嘘だね」

姉「え……?」

姉友「大体友達のって怪しすぎるんだよねー。それって男が家族にエロ本見つかった時にやる言い訳の常套手段だし」

姉「え……え……?」

姉友「私も兄貴がいるからわかるんだけどさー。実際エロ本の隠し場所に友達の家を使うなんて、あんまり現実的じゃないんだよねー」

姉友「大体友達の家じゃ、自分が読みたくなった時にすぐ回収しづらいし……」

姉友「弟くんがその友達から具体的にいつエロ本を預かったかでも変わってくるけど……ま、ほぼ100%弟くんは黒でしょ」

姉「あ……あの……」




187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 19:20:41.77 ID:bKJIMNlL0
姉友「とまぁ、これがざっと私の予想だけど」

姉「あ、あはは……そっか……なかなか斬新な予想だね……結構面白かったよ……」

姉友「……いや、別に面白いこと言ったつもりないけど。かなりしっかり考えたよ」

姉「えー? だってそれじゃあのHな本は弟くんが自分で買ったってことになっちゃうじゃん」

姉友「うん。だからそういうことだって」

姉「それこそあり得ないってー。姉友ちゃんのお兄さんがどんな変態さんかは知らないけど、弟くんはそういう子じゃないんだから」

姉友「……いやいや、ウチの兄貴はそこまで変態じゃないから。人並みだよ人並み」

姉「でもHな本は集めてるんでしょ?」

姉友「だぁから、アンタの弟だって同じように集めて……」

姉「やめてよ!!」




190:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 19:31:27.59 ID:bKJIMNlL0
姉友「……なによ?」イラッ

姉「わ、私の弟くんのこと……よく知りもしない癖に……悪く言うのはやめて!」

姉友「はぁ? アンタだって私の兄貴変態呼ばわりしたでしょーが! 大体こっちはアンタがどう思うって聞くから正直に答えただけなのに……」

姉「う、ううう、うるさぁいっ!」

姉友「……う、うるさい!? 何よそれ! 子どもか!?」

姉「お、弟くんは……ひぐ……エ、Hな本なんが……読まないじぃ……私に嘘なんてづかないもぉん……ぐす……」ポロポロ

姉友「ちょぉっ! 泣くのは反則でしょー!?」




196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 20:01:22.21 ID:bKJIMNlL0
姉友「はぁ……もう……あのさー、一応言わせてもらうけど」

姉友「私、アンタの弟を悪く言ったつもりなんてこれっぽっちも無いから」

姉「で、でもぉ……!」

姉友「確かにエロ本買ったのは弟本人って言ったわよ。けどさ、それって別に悪いことじゃなくない?」

姉「……え」

姉友「あのね、姉。男ってのはどうしようもなくHでアホな生き物なのよ」

姉友「それはアンタの弟だって一緒。仕方のないことなの」

姉友「しかもアンタは可愛いしね……そんな姉がいたらむしろ普通の男子よりスケベになっててもおかしくないけど」

姉友「そう考えるとアンタの弟は確かに凄い子かもね」




203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 20:26:39.00 ID:bKJIMNlL0
姉友「けど、それでも性欲が全くない男なんていないのよ」

姉友「もしアンタの言う通り弟くんが聖人君子のように無欲でいたのなら、私はそっちの方が気持ち悪いって思うな」

姉「……」グスッ

姉友「あんまりアンタの理想を弟くんに押しつけるのはやめてあげなよ。その内弟くん理想に押し潰されちゃうよ」

姉友「本当に弟くんが好きなら、ちょっとくらいHなところを受け入れるのも愛なんじゃないかなー」

姉友「……とまぁ、ひどーい姉友さんの言うことだし、聞き流してくれてもいいよー」

姉「う……うぅ……」

姉友「……ほい、ハンカチ。ほとぼりが冷めたら返してくれや。んじゃ、私はもう行くわ」

タッタッタ…

姉「…………ぐす……」ゴシゴシ




208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 20:51:23.19 ID:bKJIMNlL0
家―

弟「ただいまー」

姉「あ……おかえり……」

弟「……姉ちゃん?」

姉「……弟くん、私……姉友ちゃんと喧嘩しちゃった……」

姉「あ……喧嘩っていうか、私が一方的に怒っちゃっただけかも。えへへ……」

弟「えっ? あ、姉友さんって姉ちゃんが一番仲良い友達の名前じゃん! な、なんで……」

姉「……ちょっと……お話したいからお姉ちゃんの部屋いこっか?」

弟「……」




213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 21:06:40.67 ID:bKJIMNlL0
姉の部屋―

姉「……でね。姉友ちゃんに言われちゃったんだぁ。弟くんは自分でHな本を買ったんだって」

弟(姉友さんは……全部お見通しか……そりゃそうだよな)

姉「酷いよね……姉友ちゃんってば弟くんがどれだけいい子か知らないからあんなこと言えちゃうんだよ」

弟「ね……姉ちゃん……あの」

姉「でもね……でも……私はもっと酷いかも……」

姉「そんなことない! 弟くんは絶対そんなことしない! って……途中からはっきり言い返せなかったの……」

弟「……!」ズキッ

姉「ごめんね……私が弟くんを信じてあげなきゃいけないのに……弟くんが私に嘘つく訳ないのに……」ポロ

姉「なのに……姉友ちゃんが言うことも、そうかも……って思っちゃったんだ。お姉ちゃん失格だよね……えへ……」

弟「くっ……」ズキンズキン

弟(やべぇ……馬鹿だ俺……)




220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 21:23:33.93 ID:bKJIMNlL0
姉「だからさ、この際もうはっきり聞いちゃおうと思って」

姉「あれは、友くんのもの……なんだよね?」

姉「弟くんが買ったものじゃないんだよね?」

弟「……そ……それは……」



妹「お兄ちゃん……」

弟「え……い、妹!?」

姉「妹ちゃん……いつ帰ってきたの?」

妹「ついさっきだよ……お姉ちゃんの部屋から2人の声がしたから……」




223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 21:34:32.70 ID:bKJIMNlL0
妹「お兄ちゃん。私もお兄ちゃんに謝らなきゃいけないことがあるよ」

弟「謝らなきゃいけないこと?」

妹「うん……お兄ちゃんのお友達の本を……ボロボロにしちゃったこと」

弟「え……! ボロボロって……昨日の事覚えてるのか、妹!?」

妹「覚えてるよ……本当はね、恥ずかしかったから忘れちゃったことにしようと思ってたんだ」

妹「けど学校でずっと昨日の事を考えてて……このまま無かったふりは卑怯だと思ったんだ」

妹「勝手にお兄ちゃんの部屋に入って、勝手に隠してあった本を見つけちゃって、勝手に暴走して本破いちゃって……」

妹「それで勝手に忘れるなんて、そんな酷いことってないよね」

妹「だから……本当に、ごめんなさい!」ペコリ




227:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 21:44:26.18 ID:bKJIMNlL0
弟「い、いいっていいって! そんなこと気にしなくて……」

妹「気にするよ。私、もう少しで嘘つきになっちゃうところだったんだもん」

妹「そのままにするなんて我慢できない……だから、遠慮なく叱ってください!」

弟「……………うぅ」

ズキン

ズキン

ズキン

弟(胸が痛い……もう我慢出来ない……)






弟「2人とも………………………………ごめんっ!!」




229:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 21:54:06.07 ID:bKJIMNlL0
妹「えっ!? 何謝ってるのお兄ちゃん? 私の事叱らないの?」

弟「俺にお前を叱る権利なんてないよ……むしろお礼言わなきゃな。馬鹿な自分に気付かせてくれたことに」

姉「弟くん……それじゃ……」

弟「あぁ。俺もさ、お前らに嘘ついてた。あのエロ本……友のじゃなくて、俺の私物なんだよ」

妹「えっ……え?」

姉「……そっか」




234:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 22:04:20.73 ID:bKJIMNlL0
弟「最初は2人を傷つけまいと……善意のつもりの嘘だったけど……2人の話を聞いて考え直させられたよ」

弟「ていうか綺麗事並べてただけで、実際2人のためってより、俺が2人に幻滅されたくないから自分のために嘘ついてたのかもな」

弟「でも駄目だぁ。2人とも純粋すぎだよ……2人見てたら眩しすぎて、俺も我慢できなくなっちまった」

弟「姉ちゃん、こんな汚い俺を信用して庇ってくれてありがとう……そして、ごめんなさい」

姉「……」

弟「妹、正直に話してくれてありがとう。おかげで俺も正直に話すことが出来ました……そして、ごめんなさい」

妹「……」




237:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 22:16:47.84 ID:bKJIMNlL0
シーン

弟(あー、今度こそ仲良し3人兄妹も終わっちゃうかもな。俺のせいだけど)

弟(けど、こればっかりはしょうがねぇか……つかこれ以上嘘をつき続けるのは俺の精神衛生的に無理)

姉「やっぱり……嘘だったのかぁ」ボソッ

弟「……! うん……ごめんな……本当は俺、その辺の男と変わらない変態なんだ。普通に性欲あるし。エロ本読んじゃうし」

姉「……スケベ……不潔……近寄らないで」

弟「ぐぅあ……!」グサグサッ

姉「って……姉友ちゃんが居なかったら、言っちゃってたかも」

弟「……へ?」




243:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 22:36:35.56 ID:bKJIMNlL0
姉「姉友ちゃんに色々言われちゃったんだぁ。男の子って、どうしようもなくHなんだってね。それは仕方ないことなんだよね」

姉「けど私、弟くんはそんなこと無いんだってずっと勘違いしちゃってた」

姉「それって今まで弟くんがずぅっと私達の“理想の弟くん”に頑張って合わせてくれてたからなんだよね」

姉「弟くんにばっかり合わせてもらってたら、私我がままさんだもんね。それはやっぱり3人兄妹の一番上としてはダメだよね」

姉「でもそんな簡単なことも、姉友ちゃんから教えてもらわなきゃ気付けなかったよ……えへへ、ごめんね」

弟「じゃ、じゃあ……Hな俺でも、許してくれるのか?」

姉「うん。こっちこそ今まで我慢させてきてごめんね?」

弟(姉友さん……ありがとおおおおおおおお)




244:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 22:45:22.00 ID:bKJIMNlL0
妹「……」

弟(はっ……駄目だ……まだ妹がいる)

弟(姉ちゃんは外野の助けもあって納得してくれたけど、妹はきっともう俺なんかには失望してる)

弟(けど、諦めちゃ駄目だ! 現に姉ちゃんだって分かってくれたんだし、妹だって少しずつ教えていけばいつかきっと理解してくれる)

弟「い、妹……あのな……」

妹「……」

弟(ぐ、無視か。これは辛い……)

弟「ごめん、妹。聞いてくれないか?」

妹「……ふぇ? あ、はい! ごめん、ちょっと考え事してて!////」

弟(考え事? ていうか何か顔がやけに赤くないか?)




246:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 22:52:43.34 ID:bKJIMNlL0
妹「……あ、あああの! お兄ちゃん!!」

弟「ぅお! な、何?」

妹「今の話を聞く限り、き、きき昨日の本はお兄ちゃんが自分で買ったってことだよね!?」

弟「あ、あぁ……そうだよ。アレは俺が読みたくて買ってきたものだ」

妹「あ、ああうう……というこことははは、あの、きょ、兄妹で……その、してた本も……お兄ちゃんが読みたかったものって、こ、ことだよね!?」

弟「…………あ」サー




248:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 23:01:11.93 ID:bKJIMNlL0
弟(やべええええええ! そういやアレ見られてたんだったあああああ!)

弟(ちょっと待て! いや違うんだ! 確かに俺は兄妹ものが大好きだ! アレ以外にもいっぱい持ってる!)

弟(けどそれはあくまで2次元での話であって、現実でまで姉ちゃんや妹とHしたいとか思ってる訳じゃないんだ! 本当なんだ!)

弟(って心の中で弁解してても意味ねえええ! 口に出さねば!)

弟「あ、あれはだな妹よ……」アタフタ

妹「私ね……実はね……あの本を見つけた瞬間、色んな感情が巻き起こったんだけど、喜びの感情が一番大きかったんだ……」

弟「……はい?」




257:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 23:14:52.09 ID:bKJIMNlL0
妹「けど、それは友さんのものだったって聞かされて、今度は一気に寂しくなっちゃった」

弟「妹さん……あの」

妹「やっぱり兄妹でそういうこと考えて喜ぶなんて、私だけなんだって思っちゃって……」

妹「自分が恥ずかしい存在に感じちゃって、この気持ちは忘れちゃおうって思ってたんだけど」

妹「だけどやっぱりアレはお兄ちゃんので……てことはやっぱり喜んでるのはお兄ちゃんも一緒だったってことで……!」

弟(なんかどんどん妹の表情に活力が溢れて……ていうか待て。この流れは良くない。非常に良くない)

妹「この気持ち……口に出すのすっごく恥ずかしい……けど、お兄ちゃんも勇気出して言ってくれたから……私も言えたよ。へへ////」

弟「そ、そっかー……偉いぞー妹ー……」




260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 23:25:29.18 ID:bKJIMNlL0
弟(あー、妹が怒ってなくてよかったよかったー……)

弟(って素直に思えねー!)

弟(やべーって! これ絶対妹の中で俺近親相姦アリな兄貴になってるって! 何とか誤解解かなきゃだけど……)

妹「……?////」ニコニコ

弟(今更言えねえええ! 今言ったら絶対、『やっぱりこの気持ちは私だけ』って余計傷つけちまうだろこれえええ)

弟(くそ……問題先延ばしにしちまっただけの気が……)

妹「えへへぇ……お兄ちゃーん」スリスリ

弟(ちくしょう……なんか可愛いしよー……)ドキドキ




264:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 23:39:19.31 ID:xAtQduWM0
姉妹両方幸せにしてあげてください(´・ω・`)




266:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 23:42:57.78 ID:bKJIMNlL0
姉「はいはい! そ、こ、ま、で、だよー!」ビシビシビシビシッ

弟「あいてて! ね、姉ちゃん!?」

姉「弟くんがHなのは認めたけど、妹ちゃんにHなことするのは認めてませんからねー」

弟「な、Hなことなんかしてないだろ?」

姉「過度の接触も禁止ですぅ。弟くんはケダモノだってことが判明した今、どんなところから発情しちゃうか分かんないからねー」

弟「おいおい……俺を一体何だと思って……」

妹「お姉ちゃん、私は別に構わないよ? むしろ邪魔しないでほしいかなぁ」

姉「妹ちゃんはまだまだ幼いんだからそういうのはまだ早いの! そういうのはお姉ちゃんに任せておきなさい」

弟「うぇ!? 姉ちゃん何を!?」

妹「そんなに年離れてないでしょ! ていうかお姉ちゃんがお兄ちゃんとしたいだけじゃん!」

姉「な……ちちちち違うわよぉ! わ、私がHなんてする筈無いでしょー////」




268:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/12(木) 23:56:49.38 ID:bKJIMNlL0
妹「じゃあどうやってお兄ちゃんのHな気分を満たしてあげるのさー?」

姉「ふふん……それだったらついさっきとってもいいアイディアを思いついたよ!」

弟(あれ? ていうか俺の性欲が姉ちゃんか妹に向かうことは確定の流れなのか?)

妹「ど、どうするの?」

姉「……それはね……弟くん?」クルッ

弟「な、何?」ドキドキ

姉「よーく……見ててね……////」

スルスル…

弟(……な!? ス、スカートに手をかけ始めた!?)




272:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 00:05:08.80 ID:bKJIMNlL0
弟「や、やめろ姉ちゃん! それ以上は洒落にならな……」





姉「」パンツチラッ

姉「……ど、どどど、どう?////」

弟「い……から……って、え? どうって? あれ、それで終わり?」

姉「ええ!? これ以上を望むの!? も、もう……本当Hなんだから」



姉「」チラッチラッ

姉「こ、これなら文句ないでしょ? うぅ、は、恥ずかしいよう……////」

弟「えーと……何? もしかして姉ちゃんの言う性欲解消のいいアイディアって……パンチラ見せること?」

姉「そ、そうだよ! 死ぬほど恥ずかしいけど、これで弟くんのHな衝動が収まるなら、お姉ちゃん、が、頑張るから!」

妹「くぅ……お姉ちゃんめぇ、かなり体張ってる……やるなぁ」クッ..

弟(あー……なんていうか……うん……まぁ……そうだよな……)




283:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 00:20:43.75 ID:bKJIMNlL0
弟「えーっと、あのさ……」

姉「な、な、何かな、弟くん?」

弟「姉ちゃんが俺のために頑張ってくれるのはすげぇ嬉しいんだけど……」

弟「やっぱりそんな破廉恥なこと姉ちゃんにはさせられないよ」

弟「だから俺は今まで通りエロ本のお世話に……」

姉・妹「それはだめっ!」

弟「え、ええええ!? 何で!? ってか妹まで!?」

姉「せっかく私という性欲のはけ口がいるんだから、わざわざそんな薄っぺらい紙の中の女の子に頼らなくていいよ!」

弟(姉ちゃん……言ってることはエロいのに……)ホロリ

妹「そうだよ! 大丈夫、お姉ちゃんじゃ物足りなくなったら私も頑張ってパンチラ覚えるし! 安心していいよ、お兄ちゃん」

弟(パンチラ覚えるってなんだよ……安心できないよ、妹)ホロリ




286:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 00:32:42.37 ID:bKJIMNlL0
弟「あ、あのね、2人とも。お、男がこう……満足するにはね? なんていうか……フィニッシュまでいかなきゃいけないんだよね」

弟(ああ……俺は姉と妹に何を説明しているんだろう……)

妹「フィニッシュって……! あ……////」

姉「あ、あああー、うん、そそそそうだよね! その……しゃ……しゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃ射精! だよねぇぇぇ////」

妹「……////」カアアア

弟(今までで一番噛んだあああああ! っていうか)

弟(射精知ってたあああああ! 当たり前かあああああ! こいつらピュアでエロのハードルが低いだけで、性知識が無い訳じゃないもんなあああ)




290:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 00:47:12.66 ID:bKJIMNlL0
姉「そっか、うん。しょうがない……しょうがないんだよね、これは」ボソボソ

弟「姉ちゃん? 何ボソボソ言いながら決意の表情してんの? 何言う気?」

姉「分かったよ、弟くん。あ、あんまりHな関係にしちゃいけないと思うけど、その……弟くんも最後まで出来なきゃ嫌だもんね」

姉「だから……いいよ。私のパンツ見ながら……そ、その、だだ出してもっ////」

弟「」

弟(何? じゃあ俺は姉ちゃんの目の前でチンコ出してシコるって事ですか?)

弟(……それはまずい。パンチラで一瞬拍子抜けしてたけど、そこまではまずい。兄妹関係的に考えて)

弟(マジで俺が我慢できなくなっちまう可能性も出てきちゃうしな……)




293:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 00:58:59.08 ID:bKJIMNlL0
弟(けど、ここでもし否定ばっかしてたらまた何かヤバい案が出てきそうだ……)

弟(ここは……パンチラ案だけ妥協して受ける!)

弟「や、やっぱりヤバい! 兄妹の前でそういう瞬間を見せるのはヤバいよ」

姉「で、でもフィニッシュまで行きたいんでしょ?」

弟「あ、ああ。だから俺にいい考えがある」

弟「姉ちゃんのパンチラを見ながら俺は限界までエロエロパワーを溜めて……」

弟「で、MAXまで溜まったら俺は自分の部屋に急いで戻って、そこでフィニッシュを迎える……こうしよう!」

姉「エ、エロエロパワーを溜めてって……そ、そんな器用な真似も出来るの?」

弟「ああ、男って便利だろ?」

弟(まぁ本当は限界までいったら我慢なんか出来っこないけど。流石にこの辺のことは知らんだろ)




296:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 01:06:41.43 ID:bKJIMNlL0
姉「うー……うん。そうだね。それが出来るならそれでいこうか」

姉(あれ……何でこんなに残念なんだろ?)

弟(よーし、うまく丸めこめた。後はこれから姉ちゃんのパンチラタイムで性欲発散してる振りをしてれば……)

妹「よし、じゃあ話もついたことだし。Hな本は責任持って私達が捨ててきてあげるからね!」

タッタッタッ..

弟「……………………ですよね」

姉「私も持ってくよ、妹ちゃん」

タッタッタッ..

弟「ふうー……」

弟「…………さよなら、俺の宝物達」




298:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 01:15:10.38 ID:bKJIMNlL0
弟の部屋―

弟「見事に……一冊もねぇ」ガラーン

弟「あいつら……Hなのはしょうがないって言ってくれたのに……えげつねぇな」

弟「けどやっぱ……うん」

弟「嫌われなくてよかったああああああ!!」ベッドダーイブ

弟「本当良かった……一歩間違えばあいつらに……蔑んだ目で見られてたらと思うと……」ブルブル

弟「こえー!!」ガクガク

弟「……そう思えば、エロ本と決別したことくらい大したことなかったかもな」


弟「うん」

弟「とりあえずこれからは……」チラッ

PC「やぁ」

弟「デジタルの時代だな!」


エロ本編 終わり




300:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 01:17:18.91 ID:HiSD2cBU0
いやぁーすばらしいっすね


314:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 01:39:21.81 ID:i8mZ0ieGI
乙
次スレでいいからデジタル編頼む


324:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 02:49:29.54 ID:bKJIMNlL0
ちょっと待って



デジタル編って何!?
展開が予想つかないんですけど


325:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 02:51:47.98 ID:DX+vtnvF0
お、来たか
デジタル編期待してるぜ


366:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 10:55:27.49 ID:bKJIMNlL0
―――――――――――――――――――――――





姉「お、弟くん……きょ、今日は……その……アレ、やる?」

弟「えっ、あ、いやー……まだそんな気分じゃないというか……」

姉「あ……そっか……そーだよね」シュン..

弟(……何でそんな悲しそうな顔するんだよおお)

弟「う、うおー! な、何か姉ちゃん見てたらムラムラしてきたぞー! やっぱりお願いしてもいいですかねー!?」

姉「え? そ、そう? も、もう、しょうがないなー! ほんと弟くんはエロエロなんだからぁ!////」

弟「は……はは……」

弟(あれから……エロ本を失った俺は、代わりに姉ちゃんの『パンチラタイム』を拝むことでその溢れる性欲を抑える日々を過ごしている)

弟(…………ことになっている)




368:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 11:08:44.53 ID:bKJIMNlL0
姉「じゃ、じゃあ私、先に部屋行って待ってるから、準備出来たらきてね!」

弟「わ、分かったー」

タッタッタ..

弟「姉ちゃん……最近パンツ見せることにノリノリになってないか……?」

妹「お、お兄ちゃん」

弟「……ん? どうした妹?」

妹「そろそろ、さ。お姉ちゃんのパンツじゃ物足りなくなってきた頃なんじゃない?」




374:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 11:21:18.13 ID:bKJIMNlL0
弟「え……というと」

妹「わ、私が見せてあげても……い、いいかなーって」

弟「あ、あー、いやいや。気持ちはすげぇ嬉しいんだけど、現状は姉ちゃんだけで事足りてるから大丈夫かな」

弟(……ただでさえ今俺と姉ちゃんの姉弟関係は歪んできつつあるのに、そこに妹まで加える訳にはいかないよ)

妹「そっかー。お姉ちゃんセクシーだもんね……私みたいな貧相な体なんかよりよっぽどいいよね……」

弟「妹……何言ってんだ。お前にはお前の良さがあるだろ? お前のパンチラも十分魅力的だから、自身持てよ」

弟(いや、俺の方こそ妹相手に何言ってるんだろ……死にたくなってきた)

妹「……そう……かな……」




375:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 11:32:42.27 ID:bKJIMNlL0
姉の部屋―

弟「姉ちゃん、来たよ」

姉「あ……い、いらっしゃい」

弟「う、うん」

姉「……じゃ……じゃあ……始めよっか……////」

弟「……」

弟(ぐぅ……なんだよ、このやけに生々しい空気。ただ姉ちゃんのパンツ見るだけだっつーの!)

姉「……////」ススス..

弟(くそ……まずい……最近は……ますますまずいよ……)




378:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 11:58:32.71 ID:bKJIMNlL0
弟(何がまずいって、姉ちゃんが何だか力を入れ始めたってとこがまずい)

弟(具体的には、わざわざパンチラ見せるだけなのに服を可愛らしいものに着替えてたり)

弟(そのくせ肝心のパンツは別にランジェリーとかにする訳でもなく、子供っぽい真っ白だったり縞パンだったり)

弟(でもそれが華々しい服とのギャップになって逆にエロいという……)

弟(それに、“距離”)

弟(最初の頃は姉ちゃんもかなり恥ずかしがってて5メートルくらい離れてたのに、どんどんその距離が近くなってきてる)

弟(ていうか一番まずいのは……)

姉「……////」チラッチラッ

弟「……!」ドキドキ

弟(俺がこんなにも姉ちゃんのことを……意識しちまってることだ……)ドキドキ




384:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 12:17:39.05 ID:bKJIMNlL0
姉「ど、どう……? そろそろエロエロパワー溜まってきた?」ススス..

弟「……! あ、ああ! もうほとんど溜まったよ!」

弟(ち、近い……姉ちゃんの……柔らかそうな太ももが……め、目の前にぃ!)ドキドキドキ

姉「あ、あの、ね……? もし、弟くんがよければなんだけど……」

弟「……な……なに……?」

姉「その……そろそろ……“フィニッシュ”も……私の部屋でしても……い、いい……よ?」

弟「な! なななな! 何を!? いい言ってるんだよ姉ちゃん!? 最初にそれはしないって言っただろ!?」




386:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 12:33:42.56 ID:bKJIMNlL0
姉「う、うん。けど、私も最初に比べたら大分Hなことへの免疫が出来たと思うんだ……もうそろそろ大丈夫な気がするの」

弟「いやいやいやいや! 別に姉ちゃんの免疫力とかを考慮して断った訳じゃないから!」

姉「な、何でそんな嫌がるの? 確かにちょっと恥ずかしいかも知れないけど、私達姉弟なんだし……」

弟「姉弟だからこそ、だろ! 普通姉弟同士で、その……フィニッシュは見せたりしないよ」

弟(つか、パンチラも)

弟「そういうことは……恋人同士でするもんだ」

姉「そ、そうだよね……私ってば、弟くんのお世話に力入り過ぎてちょっと判断おかしくなってたかなー……あはは」

弟「……姉ちゃんは、好きな男とかいないのか?」




390:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 12:48:21.33 ID:bKJIMNlL0
姉「す、好きな男? そりゃあいるに決まってるよぉ」

姉「もちろん弟くん……」

弟「それは家族としての好きじゃん」

弟「そういう意味の好きを聞いてるんじゃないって……姉ちゃんでも分かってるだろ?」

姉「あぅ……い、いない……かな」

弟「そうか……じゃあ、この続きはいつかできる姉ちゃんの好きな人と一緒にやってくれ」




391:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 12:55:03.08 ID:bKJIMNlL0
姉「そ、そんな人できないし、興味ないよぉ」

弟「今はそう思ってても、いずれできるんだよ!!」

姉「ひぅ……!」ビクッ

弟「あ……! 驚かせてごめん! そ、そんな強く言うつもりは無かったんだ……ただ、分かってほしくて……」

姉「お、弟くん……」

弟「ほ、本当ごめん……あ……お、俺……そろそろアレだ……エ、エロエロパワーが……溜まっちゃったから……自分の部屋、戻るわ……」

姉「あ、弟くん!」

弟「じゃ、じゃあ、またパンチラ……よろしくな……」

タタタ..

姉「……行っちゃった」




393:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 13:10:16.89 ID:bKJIMNlL0
弟の部屋―

弟「ハァ……ったく……姉ちゃんのやつ……」

弟「いくら仲良し姉弟だからって射精の瞬間を見せるなんて……それは間違ってるだろ」

弟「って口では偉そうなこと言っといて」

ギンギン

弟「下はこんなんなってるとか……俺キモすぎだろ……」ハァ

弟「姉ちゃん……何だか日に日にエロくなってるような……」ドキドキ

弟「……うっ……やばい、さっきの光景思い出したら興奮が増してきた」

弟「PC、PCを起動せねば!」




395:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 13:26:49.61 ID:bKJIMNlL0
弟「……」カチャカチャ

弟(俺は……まだ一回も、姉ちゃんのパンチラタイムで抜いた事は無い)

弟(パンチラタイムを終えた後、部屋に戻ってPCでAVやら何やらで抜いている)

弟(……ただ、初めの方と今とではこの行動の流れの意味のニュアンスが変わってきてる)

弟(初めの方は、姉ちゃんのパンチラ見てるだけじゃ物足りないからエロ分を補うためにやってた行動だった)

弟(だが今は……)

弟「はぁ……はぁ……姉ちゃん……姉ちゃん……」シコシコ

弟「……って違う違う! 姉ちゃんじゃない! 俺はこのAVで抜いてるんだろうが!」

弟「いやぁ、いいねー……エロいねー……AV……はは……」

弟(……姉ちゃんに対して興奮してしまったという事実を、AVでフィニッシュすることによって誤魔化すためになっていた……)




398:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 13:43:21.19 ID:bKJIMNlL0
弟「普通に考えて……姉ちゃんに欲情してちゃダメだろ……」

弟「姉ちゃんが俺にパンチラで性欲処理しようとしてくれてるのも、ちょっといき過ぎちまった家族愛なんだ……そうに決まってる……」

弟「だって、そう思わなきゃやってけねぇだろ……姉弟同士の恋愛なんて異常なんだ」

弟「万が一姉ちゃんとそういう関係になっちまったら、どれだけ苦労するか分かったもんじゃない……」

弟「そうなった場合大変なのは俺だけじゃない……姉ちゃんもなんだ」

弟「俺は……姉ちゃんに苦しい思いはさせたくない。姉ちゃんは、普通に恋愛して、普通に結婚する権利がある」

弟「それを、俺の気持ちで邪魔する事だけはしちゃいけねぇんだ……!」

弟「まぁ、こんな悩みもあいつらが彼氏作るまでだ。あんだけ魅力的なんだし、きっともうすぐできちまうだろ……妹もな」

弟「あれ……やべぇ、チンコ萎えてきちゃった……はは……どうやら俺にはまだ鬱勃起って技は難しかったみたいだな……なんて……」




400:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 14:02:15.03 ID:bKJIMNlL0
弟「なんか……抜く気が削がれた……」

弟「またやる気がおきるまで、ちょっくらベッドで休憩すっかー」







弟の部屋の前―

妹(お兄ちゃん……今頃お姉ちゃんにパンツ見せてもらって溜まったエロパワーを部屋で発散してるのかな?)

妹(それにしてもどうしてお兄ちゃんは私のパンツを見せてほしいって言ってこないのかな? 兄妹でHなことしたいんだよね?)

妹(それとも兄妹は兄妹でもお姉ちゃんの方にしか興味ないの? いやでも、あの本は妹だったし……)

妹(ちょっとノックしてみようかな……)

妹(もし“お取り込み中”だったらきっとストップがかかるよね?)

妹「よし……」スゥ..




401:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 14:06:37.68 ID:bKJIMNlL0
コンコン

妹「お兄ちゃーん」

シーン

妹(あれ、返事無し? もう一回……)

コンコンコンコン

妹「お兄ちゃーん、入るよー?」

シーーーン

妹(やっぱり返事無し……よし)

妹「入るって言ったからねー」




402:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 14:14:41.78 ID:bKJIMNlL0
ガチャ

妹「もしかして居ない? ……って」

弟「」zzz

妹「あ……寝ちゃってたのか。もう、布団も被らずに」

妹「しかもパソコンまで付けっぱなしじゃん。全くだらしないんだからー」

妹「調べ物でもしてたのかなー?」


妹「どれどれ……」



妹「……」カチャカチャ



妹「…………!」カチャカチャ




妹「…………!! ………………!! ……………………!!!」カチャチャカチャカチャ




408:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 14:42:24.25 ID:bKJIMNlL0
弟「……ん」

弟「……ふあぁ……あれ、いつの間にか寝ちまってたか……?」

モゾモゾ

弟「ん、何だ? 布団の中に誰か……って」

妹「お、お兄ちゃん……お兄ちゃん……////」ハァハァ

弟「い、妹ぉ!? な、何でお前がここに!? っていうか……え? 何で俺に抱きついてんの?」

弟(妹は俺に頭なでなでするだけでも恥ずかしいんじゃないのか!?)




409:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 14:47:46.54 ID:bKJIMNlL0
妹「あ……お兄ちゃん……あ、あにょ、あにょにょ、わ、私、私ね、変なのぉ……」ハァハァ

弟「へ、変って……どうしちまったんだ!?」

妹「ぱ、ぱしょこんのねぇ、え、えっちな動画見てから……から、体が……」

弟「へ……? パソコンの動画って……はっ!」バッ





PC「ちゃんと電源切っとけよ」

弟(俺……またやらかしたああああああああ)




415:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 15:00:22.88 ID:bKJIMNlL0
弟「うわあああ、あのだな妹よ、この動画はその……」

妹「また、隠れて、Hなのぉ……見てたんで、しょぉ……? しかも……今度は……動画……」

弟「あう……はい、その通りです」

妹「もう、ほんと変態なんだからぁ! って……お説教するつもりだったのに……なぁ」

弟「……!?」

妹「私も……動画見て……すっごいドキドキしちゃったんだよぉ……こ、これじゃ……お兄ちゃんのこと言えにゃい……にょ……」

弟「い、妹……」

妹「しょれに、しゃっきから、か、体が……しゅっごく熱くて……Hな本の時より……も、もももっと……しゅごいよぉ……////」




419:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 15:13:03.92 ID:bKJIMNlL0
妹「あにょ、ね……にゃんていうか……お腹の下辺りが……キュンキュンして……ね……」

弟「妹……も、もういい、わ、分かった。分かったから! それ以上言うな!」

妹「だめぇ! 聞いて? 私の声を……聞いててよぉ!」ギュウウウウ

弟「い、妹おお! み、密着しすぎいい!」ドキドキドキドキ

弟「い、いいのか? こんなことして! これじゃアレだぞ? お前めちゃくちゃ変態だぞ? 分かってるのか?」

妹「自分でも十分分かってるよぉ! 今やってる事がとっても変態さんなことだってことくりゃいぃ……」

妹「けど……この熱くて苦しい気持ち……お兄ちゃんに抱きついてにゃいと抑えてられないのぉ!」

弟「く……」




422:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 15:27:08.57 ID:bKJIMNlL0
妹「恥ずかしいよぉ……苦しいよぉ……」

妹「お、お兄ちゃん……お兄ちゃん………………助けて……」ウルウル

弟「くぁ……!!」ドッキーーーン

弟「い……」

弟「妹おおおおおおおおお!!」ギュウウウウウウウウ

妹「ふわあああああああ!?////」

弟「涙目で上目使いは……卑怯だってぇ……」ナデナデ

妹「あ、あふぅ……抱きしめられて……なでなで……気持ちいいよぉ……////」

妹「えへへへぇ……お兄ちゃんを……体中に……感じてるよぉ////」




430:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 15:44:51.97 ID:bKJIMNlL0
妹「お兄ちゃん……本当は……あの動画みたいにゃことも……したいんでしょ?」

弟「い、や……それは……」

妹「遠慮しないで……わ、私も……そうだから……お兄ちゃんと……したくなったからぁ!」

弟「ま、まずいって……妹……俺達は兄妹だろ……? それに姉ちゃんが知ったら怒る……」

妹「じゃ内緒でいいじゃん……こそこそすればばれないよぉ……」

弟「そういう問題じゃ……」

妹「そうだ……これからは私が性欲の処理もするから……お姉ちゃんには内緒で……ね、いいでしょぉ?」

妹「えへへ、2人だけの秘密って……なんか素敵じゃない? えへ、えへへ」

弟(なんか妹……エロ本の時とは違う形で暴走してるんだけど!)




438:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 16:01:14.96 ID:bKJIMNlL0
弟(エロ本の時はああやって止めたから……)

弟(よし……いちかばちか)

弟「分かった……じゃ、Hしよう妹」

妹「え……? ほ、ほほ本当?」

弟「ああ。俺もお前をギュッとしてたらもう我慢出来なくなっちゃったよ」

弟「さぁ、今すぐ始めようぜ。ただし気をつけてくれよ? 俺の愛は激しすぎるかも知れないからな」ズイ

妹「あ……ちょ、ちょっと待って……その……とっても嬉しいんだけど……こ、心の準備がまだ……」

弟「何言ってんだよ。先に誘ってきたのはお前だろ? こっちはもう止まれねぇんだよ」ズズイ

妹「ひゃああ//// お兄ちゃん、顔……ち、近いよぉ……」ドキドキ

弟「キスしようとしてるんだから当たり前だろ?」

妹「はう……き、きしゅ……」ドキドキ




445:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 16:21:52.47 ID:bKJIMNlL0
妹(キス……お互いの口と口をくっつけるあのキス……)

妹(ドラマでしか見たことないけど、恋人同士がしてるあのキス……)

妹(もっと情熱的なのになると、舌も使うと言われているあのキスを……)

妹(お兄ちゃんと今から……しちゃうの……?)

弟「妹……」スッ

妹(ああ! お、お兄ちゃんの顔がどんどん迫ってくる!)

妹(あああ、破廉恥だよぉ! 私、変態さんだよぉ!)

妹(やばい、ドキドキが半端無いことになってきた……私、お兄ちゃんと……結ばれるのか……ああああ////)

妹(お兄ちゃん……お兄ちゃん……お兄ちゃん、お兄ちゃん……////)カアアア

妹(お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん////)プシュウウウ

妹(お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん
お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ち)ボンッ!!

妹「……」カクッ




449:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 16:34:42.14 ID:bKJIMNlL0
弟「あれ……妹?」

妹「」

弟「ま、また気絶してる……! まさかここまで上手くいくとは」

弟「エロ本の時抱きしめたら気絶してたから、こっちから強引なくらい迫れば怖気づくかな、くらいの気持ちでやってみたけど……」

弟「予想以上の結果だよ……」

弟「ま、目を覚ましたら落ち着きを取り戻してるだろうから説得もしやすいだろ……多分」

妹「」スースー




455:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 16:49:04.55 ID:bKJIMNlL0
弟「でも正直……今のは危なかった……もし作戦が上手くいってなかったら俺は……」

妹「むにゃ……お兄ちゃん……好きぃ……」

弟「……!」ドキッ

弟「って、ドキッじゃないだろ俺! 駄目だって、さっき誓ったばっかだろうが!」

弟「俺は姉にも妹にも手は出しちゃいけない! 2人の枷になるようなことはしちゃいけないんだ!」

男「妹……お前のことを守ってくれる男が現れるまでは、俺が守るからな」ナデナデ

妹「ん……んん……」




ガチャ

姉「弟くん、今から夕飯買いに行くけど何かリクエストは……」

弟「あ」

姉「え?」




457:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 17:09:20.20 ID:bKJIMNlL0
姉「弟くん……何してるの?」

弟「あ、いやこれは……その……」

姉「……不潔」

弟「ち、違うんだって!」

姉「ベッドの上で妹ちゃんと2人……しかも上から弟くんが覆い被さるような形で……頭なでなでしちゃって……」

姉「ここまで状況が揃ってて、それでも言い訳する?」

弟「言い訳っていうか、この状態になるまでには色々な事情が……」




458:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 17:18:36.13 ID:bKJIMNlL0
姉「事情って?」

弟(ってそれ話すにはAVのくだりとか話さなきゃなんないから、結局怒られるじゃねえかあああああ)

弟「え、えーっと……」

姉「何もないのね……そう……」

タッタッタッ

弟「ま、待てよ姉ちゃん!」

弟「……っ! あああああ!」

弟「畜生ぉ、次から次へと問題がああああああああ!!」




460:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 17:27:51.35 ID:bKJIMNlL0
タッタッタ..

姉(そっか……弟くんってば妹ちゃんが好きだったのか)

姉(なるほどなるほど……なるほどねー)

姉(じゃあするとアレか、今まで弟くんはずっと見たくも無い私のパンチラを喜んでるふりして見てくれてたのかぁ)

姉(ほんと弟くんってばやっさしー)

姉「……」タッタッタ..

姉(そんな……優しい弟くんのためにも……一刻も早く夕飯作ってあげなきゃ……)

姉(あー……そういえばリクエスト聞くの忘れてたなぁ……私ってば……ドジだな……あはは……)






弟「……おい……姉ちゃん、待てよ!」ハーハー

姉「……どうしたの? 息切らして」




462:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 17:35:30.22 ID:bKJIMNlL0
弟「姉ちゃんの……はぁ……足が……はえーからだろうが……はぁ……」

姉「……何? 別に追いかけてこいなんて……言ってないけど」

弟「話の……途中だっただろうが」

姉「そうなの? 私はあれで納得して終わりだと思ったんだけど」

弟「嘘つけよ」

姉「……嘘じゃないよ」

弟「だったら……姉ちゃん……何で泣いてるんだよ!」

姉「……! ……ひっぐ……っ!」ポロ




464:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 17:44:49.74 ID:bKJIMNlL0
姉「泣いて……ないもん……」ポロポロ

弟「ポロポロ涙流して何言ってんだよ」

姉「ごれは……汗だもん……」

弟「ベタすぎる誤魔化しはやめろって……」

姉「うっ……ぐす……な、なによぉ……だどえ泣いでたどじても弟ぐんには関係ないじゃん……ほっどいでよぉ……」

弟「関係あるさ。俺は男だから、姉ちゃんと妹を守らないといけねぇんだ。なのにその俺が姉ちゃんを泣かしちまったまんまでいい訳ないだろ?」

姉「や、やめで! どうぜ妹ぢゃんの方が好きなんでじょ!? お情けなんて余計悲しいだけなんだがら!」




468:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 17:54:26.74 ID:bKJIMNlL0
弟「ま、待て待て! さっきの光景を見てそう言ってんならマジで誤解だから! 妹がまた暴走したから止めるためにああなってただけで!」

姉「でも、すっごい近かった! 頭なでなでもしちゃっで……キ、キスとかもしたんでしょ!?」

弟「してない、頭なでなでと、ギュッと抱きしめたくらいだ! キスもしそうになったけど、してない! 本当だ!」

姉「なによ、しそうにはなったんじゃない……」

弟「ああ、それが真実だから。中途半端な嘘ついたって余計傷つけてしまうってことを俺は覚えたからな」

姉「……ぐす」




472:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 18:07:54.51 ID:bKJIMNlL0
姉「で、でも……私の前でフィニッシュを見せてくれないじゃない」

弟「ぐ……い、今その話かよ……その理由ならさっき言っただろ」

姉「ほ、ほんとは……私のパンチラなんか見たって何も感じないから、見せたくても見せられないだけなんじゃないの?」

弟「な、何言ってんだよ!? ね、姉ちゃんのパンチラタイムは……すげぇいいよ……マジで」

姉「でも、最近はなかなかちゃんと見てくれてないじゃん! お姉ちゃん気付いてるんだよ!」

弟「そ、それは……恥ずかしくて……」

姉「本当に?」

弟「本当に!」

姉「じゃ、じゃあどれくらいお姉ちゃんのパンチラが好きかはっきり答えてよ!」

弟「ええええ!? 何その羞恥プレイ!?」

姉「お願い! 弟くんの口から聞かないと……私、弟くんに好かれてる自信が持てないよ……」




473:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 18:18:11.72 ID:bKJIMNlL0
弟「う……」

姉「……」マジマジ

弟(あーもう……しょうがねえなあああ)

弟「……俺は」

弟「姉ちゃんのパンチラにもの凄く興奮してます!」

姉「……!」ドキ

弟「初めは、そんなスカートひらひらされても全然何も感じなかったのが正直なところだったけど……」

弟「今は、もう姉ちゃんの一挙手一投足に目が釘付けです!」

弟「つうかさ、ぶっちゃけパンチラ云々より……」

弟「姉ちゃん可愛すぎるんだよおおおおおおおおお!!」

姉「……! ……!」ドキドキ




475:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 18:22:48.78 ID:bKJIMNlL0
弟「……ふぅ……どうじゃ、腹の底から煩悩を叫んでやったわ!」

姉「……」ポー

弟「……ね、姉ちゃん? ちょっと……リアクション無いとマジで恥ずかしいんだけど」

姉「……ハ、ハヒ////」

姉「ワタシモスキデス。ケッコンシマショウ////」

弟「姉ちゃん!? ちょっと待って何言ってんの!? とりあえず正気に戻って!」




476:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 18:25:41.61 ID:D9/s3Yuj0
家ん中走っただけで息切れるって家広いか運動不足ってことだよな。


478:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 18:29:58.75 ID:bKJIMNlL0
>>476
一応この場面家の外のつもりです。姉は買い物に行くために出てってます
分かりづらくてごめんね


479:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 18:31:13.38 ID:9g87r+4N0
外でこのやりとりかよ


480:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 18:31:34.42 ID:sZcnDcNN0
つまりここから青姦の流れってことか


482:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 18:35:19.95 ID:bKJIMNlL0
姉「あ……ご、ごめん。弟くんにそんな思いっきり可愛いって言ってもらえたの初めてな気がしてつい動揺しちゃった」

弟「ま、まぁ俺もはずくてこんなことなかなか言わないし、な」

姉「で、式はいつあげようか」

弟「おーい!? まだ動揺が続いてるのか!?」

姉「で、でも弟くん私の事可愛いと思ってくれてるんでしょ? 私の事好きなんだよね?」

弟「ああ、姉ちゃんのことは好きだ」

姉「私も弟くんの事好きだよ。ほら、両想いじゃん! 結婚できるよ」

弟「姉弟は結婚出来ねぇだろ! ていうか付き合うっていう段階も飛ばしてるし!」

姉「あ、そっか。じゃあ付き合おう!」

弟「ああもう、だからさぁ……」




487:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 18:52:44.96 ID:bKJIMNlL0
弟「いいか、よく聞けよ。俺達が互いに持つ好きって感情は家族愛ってやつなんだ!」

弟「異性に抱くソレとは別物なんだよ」

姉「どっちでもいいじゃん、そんなの」

弟「よくないよ! 姉弟で付き合うなんて普通じゃないんだ!」

姉「よし、じゃあアブノーマルな関係でいこう」

弟「いやいやいや、駄目だってば! 姉ちゃんはまだ、いい人に巡り逢ってないだけだって! もし逢えたら途端に俺の事なんて邪魔になる」

姉「弟くん以上にいい人なんていないし、別に巡り逢いたいなんて思わないよ!」

弟「ね、姉ちゃーん……」




489:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 19:01:02.00 ID:bKJIMNlL0
弟「頼む……聞き分けてくれ……これは姉ちゃんのためなんだよ」

姉「弟くん……分かってないのは弟くんだよ。本当に私のことを想ってるなら私の彼氏になってください」

弟「……」

姉「じゃあさ、じゃあさ。逆に弟くんに聞くよ?」

弟「……何だよ?」

姉「もしも私がいきなり見知らぬ男の人と付き合ったら、弟くんは心から祝福してくれるの?」

弟「……!」

姉「どうなの? 嬉しいの?」

弟「そ……そんなの……」

弟「そんなの……血を吐くほどにムカつくに決まってんだろおおおおおお」

姉「……そか」ホッ




490:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 19:11:03.09 ID:bKJIMNlL0
姉「よかった。ムカついてくれるんだね」ニコッ

弟「ああ、ムカつく。ムカつくけど……それが普通の流れなんだから、無理やり笑顔作って祝福しなきゃいけないんだよ」

姉「あーもう、普通の話はいいよ。普通の話禁止ね」

弟「えー……」

姉「じゃあさ、もう一個だけ質問ね」

姉「もしもここが、世間の目だとか、私達が姉弟であることだとか、そういうのが全部無視出来る世界だとしたら」

姉「弟くんは私と付き合ってくれる?」

弟「…………!」


弟「……それは…………」


弟「………………………」


弟「………………………」



弟「…………………………………………うん……付き合う……」ボソッ




496:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 19:20:28.69 ID:bKJIMNlL0
姉「それが答えでいいじゃない!」ガシッ

弟「う、うわっ、姉ちゃんっ!?」

姉「もうさ、難しいこと言って誤魔化すのはやめましょー!」

姉「考えるより……感じるのさっ」ズイッ

弟「ちょっ……まっ……ね、姉ちゃん近っ」





チュッ




弟「あ……い、今……」ドキドキ

姉「え、へへ……ちゅーしちゃったぁ……////」




504:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 19:33:52.21 ID:bKJIMNlL0
弟「ね、ねねね姉ちゃん……何で……」

姉「ちゅーはね恋人同士がするものなんだよ」

姉「だからもう先に弟くんにちゅーしちゃえば絶対恋人にならなきゃいけないでしょ?」

姉「予約だよ予約マーキングともいえるね」

弟「な、なんだよそのルール……て、ていうかそれより……」

弟「キ、キスなんかして……その……大丈夫なのか、姉ちゃん? 破廉恥ってか、恥ずかしくない? キスは平気なの?」

姉「あっはっは弟くん何言ってるのちゅーが平気かどうかなんてそんなの平気じゃないに決まってるじゃん弟くんに決死の覚悟でちゅーするために
無理やりテンションで持たせてるんだよだけどそろそろ限界かな?」プルプル

弟「え? え? 姉ちゃん?」

姉「私はここまでだから後はお願いね弟くん私を家まで運ん――」フッ

姉「」フラッ

弟「ね、姉ちゃんんんんん!?」ガシッ




508:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 19:49:40.85 ID:bKJIMNlL0
家―

姉「ん……ここは……」

妹「あ、お姉ちゃんが起きた。おはよー」

弟「まだ夜だけどな」

姉「あ……妹ちゃん……弟くんも……」

弟「おう……ここは家で、俺の部屋だ」

弟「さっきまで妹もここで寝てたから、姉ちゃんも横で寝かせさせてもらった」

姉「そっか……ありがとね」




509:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 19:57:39.66 ID:bKJIMNlL0
姉「あ、そう言えば倒れちゃったから買い物行けてない!」

姉「今からでも急いで行かなくっちゃ!」

弟「あー、ちょっと待って! その前に俺から言っときたいことがあるから聞いてくれ」

姉「……! うん、分かったよ……」

弟「それと、妹も……」

妹「……」コク




512:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 20:11:17.66 ID:bKJIMNlL0
弟「俺、今まで色んな理由付けてずっと2人に対して本当の気持ちで接せれてなかった」

弟「……けど、決心しました」

弟「これからは……余計なこと考えずにちゃんと心からの気持ちで行動することにするよ」

姉「弟くん……」

妹「お兄ちゃん……」

弟「女の子2人が気絶するほど頑張ってアプローチしてくれたのに、いつまでも世間体がどうとか普通はこうとか言ってたら格好悪いもんな」

弟「ていうか……俺どう足掻いて取り繕っても、もうどうしようもないシスコン野郎だって気付いちゃったし!」




513:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 20:19:55.21 ID:bKJIMNlL0
姉「弟くん……それじゃ……お姉ちゃんと付き合ってくれるのね!?」

妹「……はぁ!?」

弟「……いや、ごめん姉ちゃん。その質問にはまだYESと言えない」

姉「ふええええええええ!? なんでええええええ!?」

妹「当たり前でしょ! なんでそんな自信満々に付き合えると思ったのよ? 私だっているんだからね!」

姉「だってだってえええ! さっき弟くん私と付き合うって言ったんだもぉん!」

妹「えっ、ほ、本当なのお兄ちゃん!?」




516:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 20:32:42.74 ID:bKJIMNlL0
弟「ああ、確かにさっきの質問には付き合うって答えた」

弟「けど、もしそれと同じ質問を妹からされたとしても俺は同じように付き合うって答えたと思うんだ」

姉「そ、そんなぁ……」ガーン

弟「ごめん姉ちゃん。我ながら優柔不断なダメ男だと思う。けど本当に2人とも大好きすぎてどっちか選べって言われても無理なんだ」

弟「軽蔑されても仕方ないと思う……」

姉「軽蔑したー! すごいショックー! けど、大好きって言われて超嬉しいよー! うわーん!」

妹「お、お兄ちゃん……私と付き合ってくれるの……? しかも私のことが大好き……? はぁふ……////」

弟「えーっと妹よ。大好きなのはその通りだが付き合う訳じゃないぞ……つ、伝わってるかな……?」




526:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 20:44:12.40 ID:bKJIMNlL0
妹「なるほど……つまりこれからは私とお姉ちゃん、1対1で平等に堂々とお兄ちゃんを奪い合うことが出来るってことだね!」

妹「望むところだよ! ぜーったいお姉ちゃんなんかに負けないんだから!」

姉「ふっふっふ、妹ちゃん……せっかく意気込んでるところに水を差すようで悪いんだけど……この勝負平等にはいかないかもねー」

妹「何よ? どういう意味、お姉ちゃん?」

姉「実は私……さっきもう弟くんに恋人のしるしつけちゃったからねー! マーキングしちゃったー!」ニコー

弟(ま、満面の笑み……)

妹「しるし? マーキング? 何それ」

姉「えっへへぇ……ちゅーだよ、ちゅぅー」

妹「……え?」




532:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 20:51:29.62 ID:bKJIMNlL0
妹「ちゅーって……お、お兄ちゃん?」

弟「うん……さっき……外で……キス……しました……」

姉「えへへ、このしるしがある限り私の絶対的優位は揺るがないかなー?」

妹「……そっか」





ガシッ

弟「……へっ? お、おい妹顔をつかんでどうし……んっ」チュッ

妹「ん……むぅ……」チュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ

姉「……え? ……ええ? …………ええええ!?」




540:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 21:00:32.78 ID:bKJIMNlL0
妹「……ん」

妹「……ぷあっ……はぁ……はぁ……」

弟「あ……う……い、妹……」ドキドキ

姉「あ、あわわわわわわわわわわ……」

妹「恋人のしるし上書き完了……これで私が有利かな?////」ペロッ

姉「い、いい、妹ちゃん……ななな、なななんてことををを、を……私より、全然……ちゅーの時間……長いしぃい……」ワナワナ




542:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 21:08:54.03 ID:bKJIMNlL0
妹「だろうね、わざと長くやったし」

姉「は、ははは、破廉恥だよぉ! そ、そんない、いきなり……」

妹「お姉ちゃんが先にやったことでしょ?」

姉「そ、そそそそうだけど……は、恥ずかしくないの!? 私なんて気絶しちゃったんだからね!?」

妹「めちゃくちゃ恥ずかしいに決まってるじゃん!////」

妹「だけど……恥ずかしがってる間にお兄ちゃんをお姉ちゃんに取られるなんてバカな真似だけはしたくないから!」

妹「お兄ちゃんを手に入れるためならどんな恥ずかしいことだってやってみせるよ!」

姉「くううう……妹ちゃん……想像以上に強敵だよぉ……」

妹「それに……動画も見ちゃったし、お姉ちゃんより免疫はついたつもりだし」

姉「動画?」

弟(……その辺はトップシークレットでお願いしたいです妹様)




544:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 21:15:13.85 ID:bKJIMNlL0
妹「とにかく……ちゅーの1つや2つで優位に立ったなんて思わないことだね!」

妹(……お兄ちゃんのファーストキスを奪ってる、っていう超絶羨ましいアドバンテージがお姉ちゃんにはあるけどね。死んでも口には出さないけど)

姉「ま……負けないもん! 私、弟くんが大好きだから!」

妹「残念でしたー。私の方がぜぇんぜんお兄ちゃんのこと好きだもーん!」

姉「むううう! 私だよ!」

妹「いいや、私!」

姉・妹「……」

キッ

姉「弟くん!」
妹「お兄ちゃん!」

弟「は、はいっ!」




547:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 21:24:09.01 ID:bKJIMNlL0
姉「弟くんのハートは絶対私が掴んでみせるんだからね!」

妹「すぐに私にメロメロにしてあげるから待っててねお兄ちゃん!」

弟「は、はは……」

弟(なんだろう……目の前で争ってる2人には悪いけど……)

弟(俺……今、なんかすげぇ幸せだわ……)

弟(なんていうか……この2人さえいてくれれば……他に何を失っても平気な気さえする……!)






妹「あ、そういえば……」

ガシッ

妹「このパソコンは……移動させてもらうからねっ♪」

PC「じゃあの」

弟「……あ」

弟(…………PCを……失った…………)




549:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 21:30:55.15 ID:bKJIMNlL0
そして―

弟「とうとう……PCまで持っていかれてしまった……」スッカラカーン

弟「おいおい、いよいよ俺の部屋なんにもねぇぞ……」

弟「……なんて」

弟「俺には可愛い2人の姉妹がいるじゃないか」

弟「それだけで……十分すぎるだろ!」

弟「これからは……」チラッ

姉「弟くーん!」

妹「お兄ちゃーん!」

弟「姉と妹の時代だな!」








デジタル(?)編 終わり




551:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 21:32:22.34 ID:bKJIMNlL0
終わったああああ
眠いいいいいいい
なのに22時から深夜勤んんんんん


553:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 21:33:52.82 ID:HiSD2cBU0
>>551
夜勤…


557:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 21:51:54.50 ID:YGMXVLWs0
アナログ→デジタルの次は何編?


560:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 21:57:48.73 ID:iJgZWF2GO
とうとうリアルか…
ゴクリ


561:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 21:59:31.57 ID:Nus0fP2N0
二次元から三次元へと変わるのか・・・・・


574:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/13(金) 22:47:25.96 ID:e28rkN900
素晴らしいスレだなあ

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posted by totato3 at 00:00 | Comment(0) | 男+姉妹SS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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