Here Comes The Devil poster2


【あらすじ】

Here Comes The Devil5

メキシコ。
レズビアンのカップルが互いの身体をこすりつけながらゆさゆさしていると、突如変態男が乱入して女の片方を襲撃、無惨にも指をちょん切って逃走した。
男は怪しげな丘で全裸になり、切断した指をごっそり持ち寄って雄叫びをあげた。

Here Comes The Devil7
デュへへー!

所変わって、そんないわく付きの丘にピクニックにきた4人家族。
両親と姉弟のごく平凡な家族だったが、ちょうどその日姉が初潮を迎えた。
公衆トイレで下着を替えた後、両親は車に戻り、子供達は再び丘に遊びに行った。
両親が真っ昼間から卑猥なカーセックスに励んでいる頃、子供達は怪しげな丘に入ってそのまま姿を消してしまった。

両親はパニクって警察に連絡するが、結局その夜、子供達は戻らなかった。
しかし翌朝、警察に連れられて子供達は無事帰ってきた。
抱き合う4人家族。良かった良かった。
しかしそれからおかしな事が起き始める。子供達の様子が変なのだ。
もしやあの時、丘で何かが起きたのか…


【感想】

奇妙な丘で消えた子供達が、なんかおかしくなって帰ってきた!
アルゼンチンの雄・ボグリアーノ監督の新作ホラー!


ボグリアーノ監督と言えば、『ルームズ・フォー・ツーリスト』などの初期作品から『ABC・オブ・デス』の1編といった近作に至るまで、独特の強烈な世界観とエロ残酷描写を盛り込んでくるお方ですが、正直言うと僕はそんなに彼の作品が好きなわけではなく、鑑賞した中で面白かったのと言えば『Cold Sweat(NITRO)』ぐらいでしたが、本作はボグリアーノ監督の新境地といった趣でなかなか良かったです。

レズビアンカップルの濃厚SEX → 変態男乱入指切断 → 変態男全裸雄叫びの丘 → 姉初潮 → 姉のパンティ生着替えを窓から眺める変態男その2 → 両親の卑猥なカーセックス → 姉弟近親相姦的姿くらまし、ここまでで開始10分というロケットスタートぶりが素晴らしかったです。

Here Comes The Devil1
Here Comes The Devil2
あからさまにワレメな丘の洞窟。

あまりにぶっ飛ばしすぎのOPから、今回もまたしてもゲテモノ映画なのかと思いながら観ていると、ここから雰囲気はだいぶ変わってきます。
子供達が消える奇妙な丘は「ピクニック at ハンギングロック」を彷彿させる不可解で奇妙な雰囲気を醸し出しています。

Here Comes The Devil4
Here Comes The Devil3

失踪した人間がどこかおかしくなって帰還するというテーマの作品は数多くありますが、本作ではちょっと変わった展開が用意されています。
子供達の不可解な行動の原因が、丘で起きた性的暴力によるものではないかと考えた両親は、疑わしき変態男その2を襲撃して惨殺してしまいます。
父親が男の首をかっ切り、母親が切り口をこじあけるという見事な家族連携プレーが発揮されています。

しかし結果的に子供達が豹変した原因は性的暴力などではなく、やはりいつもの悪魔的なナニカだったのですが、そこまでのストーリー展開がなかなか目新しくて面白かったです。

Here Comes The Devil6
グロ描写はそれほどないけど、エロ描写は満載です。

本作の日本公開は未定ですが、これまでのボグリアーノ作品を考えるとDVDスルーになりそうかなという印象です。でもこれなかなか面白いですよ。


【邦題予想コーナー】
①「丘の事件」
②「ピクニック at デビルズロック」
③「悪魔が来りて潮を吹く」← うまい!





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Here Comes The Devil poster3
Here Comes The Devil poster4
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