「ナンパの達人」を自称し、米国を拠点にその方法を伝授するセミナーを開催して物議を醸しているジュリアン・ブランク氏(25)について、英当局が入国を認めない判断を下したことが分かった。英主要メディアが19日、一斉に報じた。
ブランク氏のセミナーは女性蔑視と性暴力を助長する内容だとして各国で入国禁止を求める運動が起きている。同氏は英国でセミナー開催を予定していたが、入国禁止を求めるインターネット署名に10万人以上が参加していた。
出入国管理を管轄する英内務省はコメントしていない。ただBBC放送は、ブランク氏の入国は「公益に資さない」との当局の判断があるとの見方を示した。
同氏は「東京で白人男性は好き放題できる」と断言。日本でも入国禁止を求める運動が広がっている。
英メディアによると、同氏はオーストラリア講演旅行の際にビザを取り消され出国を余儀なくされたほか、ブラジルへの入国も拒否されている。(共同)