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中国 南沙諸島で滑走路建設か
11月22日 6時19分

中国 南沙諸島で滑走路建設か
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各国が領有権を争っている南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島で、中国が、滑走路や軍事用の港湾施設を建設しているとみられることがイギリスの研究機関の調査で明らかになりました。

これは、世界各国の軍事情報を分析しているイギリスの「IHSジェーンズ」が、今月14日に撮影した衛星写真の分析結果として明らかにしたものです。
それによりますと、南シナ海の南沙諸島、英語名・スプラトリー諸島にあるファイアリークロス礁では、中国が浅瀬の埋め立てをほぼ終えているとしています。
埋め立ては、長さ3キロ、幅2、3百メートルの広さで、この研究機関では、中国としては南沙諸島で初めてとなる滑走路を建設しているとみられると分析しています。
また、港湾施設も建設されていて、中国海軍が管理しているとみられる建物が近くにあり、港湾施設は水上艦艇の部隊が停泊できる規模だと指摘しています。
南沙諸島で中国がこの1年余りで埋め立てを始めている4か所のうちファイアリークロス礁は最大規模だということです。
そのうえで、こうした施設の建設は、周辺国にさらなる軍事的な圧力をかけるねらいがあると分析しており、今後、南沙諸島の領有権を争うフィリピンなど周辺国からの反発が予想されます。

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