2014.5.18 05:00

紛失の証拠品を捏造…関与の警部補が聴取前に自殺

 大阪府警は17日、2008年に起きた性犯罪事件の証拠品がなくなり、当時池田署に勤務していた男性警部補(54)が捏造(ねつぞう)に関与したと明らかにした。警部補は16日に府警本部で自殺した。

 府警によると、警部補は遺留物を採取したガーゼを容器に入れて保管していたが、なくなっていることに気付き、新品のガーゼを別の容器に入れて本来の資料に見せかけた。今年4月に、偽装を上司に告白したという。16日に聴取を受ける予定だったが現れず、地下3階のトイレで首をつっているのが見つかった。

(紙面から)