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 舛添要一・東京都知事の政治団体が、参院議員時代の2011~12年に美術品や漫画本を「調査研究費」で買っていたことについて、舛添氏が21日に都庁での定例会見で説明した内容は次の通り。

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 ――政治資金で漫画や掛け軸を買ったと一部報道があった。

 何の問題もない。政治家は国民の生活に関し、あらゆることに対応しなければならない。

 例えば有害図書。クレヨンしんちゃんはお母さん方からの陳情で、「(主人公の)言葉遣いが悪くて子どもがまねをするので政治の力でどうにかならないか」ときた。だから買いにいった。(こうした陳情に)対応するため、資料代が設けられている。これは政治活動の正当な範囲だ。

 私は後藤新平(元東京市長)を研究していて、ほとんど全部の本を読んでいる。東日本大震災(からの復興を)、帝都復興をやった後藤新平のアイデアを借りて、どうするか。新しい資料を求めていく。

 私はバーとかキャバレーとかに行かない。それなら(東京の古書店街の)神田神保町に行ったり、ネットで国民のための資料を一生懸命に見つけたりして、国民のための勉強してやろうと思っている。一切問題はないと明確に申し上げたい。