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エボラ熱「流行終息は遠い」支援強化を
11月22日 11時06分

西アフリカで患者が増え続けているエボラ出血熱について、国連のパン・ギムン(潘基文)事務総長や世界銀行のキム総裁らが21日に協議し「流行の終息はまだ遠い」として国際社会による支援の強化をさらに求めていくことで一致しました。

国連のパン事務総長は21日、アメリカのワシントンで、世界銀行のキム総裁とWHO=世界保健機関のチャン事務局長ら国際機関の代表と会合を開き、西アフリカで過去最悪の流行が続いているエボラ出血熱への対応を協議しました。協議のあと、パン事務総長らが会見し、患者が相次いで報告されたマリでの感染拡大への懸念を表明したうえで、「流行の終息はまだ遠い」としてWHOのチャン事務局長が現地に入り対策を急ぐことなどを明らかにしました。
パン事務総長は、「依然として患者の数は増え続けている。やれることはすべてやる」と述べ、会合では、より多くの医療関係者を現地に送り込むなど国際社会による支援の強化をさらに求めていくことで一致したということです。
パン事務総長は、最後に「対策を加速させ続ければ、来年の中頃には今回の流行を終息させることができる」という見通しも明らかにし、国際社会に対し今後も積極的に感染地域の支援に取り組んでほしいと重ねて呼びかけています。

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