火災:名古屋の旧料理店「鳥久」から出火

毎日新聞 2014年11月22日 04時36分(最終更新 11月22日 07時09分)

激しく炎上する「鳥久」の建物=2014年11月22日午前4時ごろ、駒木智一撮影
激しく炎上する「鳥久」の建物=2014年11月22日午前4時ごろ、駒木智一撮影

 22日午前3時35分ごろ、名古屋市中村区名駅南1の解体作業中の料理店「鳥久(とりきゅう)」=3月閉店=から出火。午前4時15分現在、消火活動が続いている。店は、河村たかし市長が建物の保存を求め、解体で使う重機での作業に必要な許可申請を保留していることで話題になっていた。

 市消防によると、けが人はいない。

 所有者側が店を解体し、跡地にマンションを建てる計画だった。重機を使用するための道路などの占有許可を市に申請したが、古い建造物の保存を求める河村たかし市長が保留したため、20日から所有者側が手作業で解体を始めていた。

 鳥久の建物は江戸時代後期から明治ごろの建築とされる。現場は市内を流れる堀川沿いにあり、周囲は一時、騒然とした。

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