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【格闘技】

三浦、3度目の防衛に自信

2014年11月21日 紙面から

調印式を終えポーズを決める三浦隆司(右)とエドガル・プエルタ=都内のホテル(会津智海撮影)

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 三浦、ピンチ!? ダブル世界戦の調印式が20日、東京都内のホテルで行われた。これまでは3度目の防衛戦に臨むWBC世界スーパーフェザー級王者の三浦隆司(30)=帝拳=優勢が伝えられてきたが、ここに来て、挑戦者の同級1位エドガル・プエルタ(32)=メキシコ=の株が急上昇。来春にWBA同級王者・内山高志(35)とのリベンジマッチをもくろむ三浦だが、まずは目の前の一戦に集中。油断すれば、足をすくわれかねない。

 三浦の自信は揺らいでいなかった。「必ず勝つ。期待しといてください。ボンバー!」。記者会見ではキャッチフレーズの「ボンバー」も口走り、しっかり報道陣らの笑いもとった。

 三浦は昨年の大みそか以来の試合で、ブランクが気になるところだが、その間にむしろ進化。本田明彦会長は「急激に良くなった。パンチをよける楽しみを知ったのが大きい」と証言。破壊力のあるボンバーレフトと呼ばれる強打に、鉄壁のディフェンス力も加わったのだからまさに鬼に金棒というわけだ。

 しかし、不安もある。本田会長は「メキシコ陣営が妙に自信満々。来日してからの評価もうなぎ上り。内山との再戦とか、海外でのビッグマッチのことを話してる場合じゃない」と警戒感をあらわにした。

 23勝中19KOのハードパンチは確かに侮れないし、三浦はメキシコ勢に3連勝中で、プエルタが復讐(ふくしゅう)の鬼と化すのも目に見えている。何より、ハングリー精神旺盛だ。「リングに魂を持って上がる」と話したプエルタは調印式後、日本報道陣の一人一人に笑顔で握手を求めた。このリラックスムードが逆に不気味だった。 (竹下陽二)

 

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