2014年11月21日21時53分
京都市立芸術大は21日、次期理事長に前大阪大総長で哲学者の鷲田清一さん(65)=哲学、倫理学=を選出したと発表した。任期は来年4月から4年間で、学長も兼任する。4月1日付で京都市長から任命される予定。
鷲田さんは京都市出身。関西大や大阪大の教授などを歴任し、2007年8月、文系出身者で初めて大阪大総長になった。退任後の11年9月からは大谷大教授に就任。専門とする哲学や倫理学の視点から、アートやファッション、教育や労働問題など幅広い分野で評論・執筆活動を行っている。04年に紫綬褒章を受章した。
鷲田さんは「京都市立芸術大は京都の芸術文化のきわめて重要な火床(ひどこ)の一つ。大学の発展に向けて様々な取り組みを積極的かつ丁寧に進めていきたい」などとするコメントを寄せた。
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