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NY市場 中国の利下げで株価最高値更新11月22日 6時39分
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21日のニューヨーク市場は、中国の中央銀行が政策金利の引き下げを発表し、減速している中国経済が持ち直すことへの期待感が広がったことから、ダウ平均株価は最高値を更新し、原油市場でも先物価格が上昇しました。
21日のニューヨーク市場は、中国の中央銀行が政策金利の引き下げを発表したことを受け、消費や生産の動きが弱く減速している中国経済が持ち直すことへの期待感が広がりました。
このため、株式市場では買い注文が増えてダウ平均株価は値上がりし、終値は前日より91ドル6セント高い1万7810ドル6セントとなり、終値でこれまでの最高値を更新しました。
一方、原油市場でも、中国で原油の需要が増えるという見方などから先物に買い注文が集まりました。国際的な原油取引の指標となるWTIの先物価格は、一時、前日の終値より2ドル以上高い1バレル=77ドル後半まで上昇しました。市場関係者は「中国がこのタイミングで利下げをするとはほとんどの投資家が予想していなかったため驚きが広がった。この日、ヨーロッパ中央銀行のドラギ総裁が講演で、近く追加の金融緩和に踏み切る可能性を強く示唆したことも、世界経済にはプラスだとして安心感が広がった」と話しています。