主要
政治団体代表に和田静夫氏 県警が関与を捜査
02/19 【共同通信】
同和問題などに関する高額書籍の購入を強要したとする恐喝事件で、書籍販売会社社長李一雄容疑者(63)=恐喝容疑で逮捕=らが名前を使っていた政治団体の代表は、旧社会党副委員長を務めた元国会議員、和田静夫氏(80)だったことが19日、広島県警の調べで分かった。
県警は東京都武蔵野市にある和田氏の自宅を家宅捜索、押収した資料などから関与を調べている。調べに対し、和田氏は政治団体の代表だったことは認めたが「活動内容については全く知らない」と関与を否定したという。
調べでは、李容疑者らは「全国同和人権促進会」(大阪市)や「政治経済新改革連合会」(埼玉県ふじみ野市)の名前で企業や団体に電話をかけ、同和問題や北方領土に関する書籍を5万円前後で売っていた。被害額は約18億円とみられている。2団体とも代表はこの和田氏で、昨年12月に解散している。