記者会見する燕市職員=21日午後、新潟県燕市役所

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 新潟県燕市で母親が3歳の長女を川に落とし殺害したとされる事件で、殺人容疑で逮捕された佐藤あゆみ容疑者(24)が9月、市の窓口を訪れて「子どもが夜に泣いて自分の時間がない。うざくなって放置してしまう」などと悩みを相談し、家庭児童相談員が継続的に関わっていたことが分かった。市が21日の記者会見で明らかにした。

 市健康福祉部の小林恵美子部長は、母子の不安定な状況を把握しながら事件を防げなかったことについて「異変があった時にもう少し継続して状況確認をすればよかった。兆候が発見できなかったのは反省すべきで、検証したい」と話した。