空の医薬品用カプセル十数個押収…犯行に使用か
京都府
京都府警は、筧さんがカプセルで青酸を飲まされたとみており、事件との関連を詳しく調べている。
捜査関係者によると、カプセルが見つかったのは、向日市の自宅とは別に、千佐子容疑者が週の半分ほどを過ごしていた堺市内のマンション。府警は、筧さんが死亡して数日後の昨年12月末に捜索を実施し、発見、押収したという。
強アルカリ性の青酸は直接飲むと、体内でただれを起こすが、筧さんの遺体の司法解剖結果では、ただれがあったのは胃だけで、口内や食道は傷ついていなかった。カプセルは体内から見つかっていないが、通常、胃酸で溶けることから、府警は、事件に使われたとの見方を強めている。