2014年11月7日12時32分
菅義偉官房長官は7日の衆院内閣委員会で、宮沢洋一経済産業相が九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内〈さつませんだい〉市)を視察した際に「かわうち原発」と言い間違えたことについて、「私もかつて間違えそうだった」と述べ、宮沢氏を擁護した。民主党の近藤洋介氏の質問に対する答弁。
近藤氏が宮沢氏の言い間違いについて「(原発)立地地域の現状を理解していないと受け止められかねない」と批判すると、菅氏は宮沢氏が同原発を訪れる直前、東京電力福島第一原発事故で一時的に全村避難を余儀なくされた福島県川内(かわうち)村を訪問していることを紹介。その上で、自身も原子力防災会議の中で、川内村と川内原発を言い間違えそうになったエピソードを明らかにした。
その後の記者会見で菅氏は、宮沢氏が3日に川内原発を視察した際、14回「川内原発」というべきところを1回だけ「かわうち原発」と言い間違えたと説明。「すぐその場で訂正している」と述べ、問題はないとの認識を強調した。
宮沢氏は7日の記者会見で言い間違いについて「その場ですぐ気がついて取り消しはしたが、これから気を付けなければいけない」と述べた。
おすすめコンテンツ
朝日新聞デジタルをフォローする
PR比べてお得!