ノアール

希有馬屋2008年フィギュア発表いたしました

見た皆様は不思議に思ったことでしょう。
なぜまたクベルタ・ノアールなのか?
それには深い理由があるのですよ。

それは2007年、年末ぐらいのころ……

水然01

度重なるデザインの遅延、
毎回圧迫される制作スケジュール

に、当計画の原型師(にして生命線)の『水然さん(仮名)』が
ついにこう宣言したのであります。


──しかし、これはしかたない。
しかたないのであります(涙)

もう本当に毎回迷惑かけまくっていますから。
逆に今まで付き合ってくれただけ、水然さんは心広い方だと思います。

ですが、これには問題がありまして、
私、原型師関係にほとんど知り合いはいませんし、
知っている方も原型を引き受けていただけるほど仲がよいわけでもなく、

……つまり、水然さんが原型をやめる
(イコール)
希有馬屋の
同人フィギュア終了


……いや、本音を言いますと、それでも良いかなと思ったんですよ。
だってマジできついんだもんフィギュア制作。
※あと中国の工場の工賃が上がったり、原材料費の高騰やらで、もうホントかなりきついんですよ。
今のフィギュアは本業じゃない素人がやる状況じゃないです。


しかし、もうフィギュアをやらないと言うことは、
この間のアクシアが最後ということになるわけで……

水然02

そう、今までかなり色々大冒険をしてきた希有馬屋同人フィギュア。
終わらせるなら、終わらせるために大きなナニカをやって
みなさまに最後を楽しんでいただきたい
そして、自分も楽しみたい!←これ重要

水然03

だめもとで、
水然さんに頼んでみたところ、水然さん曰く──


水然04

驚きました

まさか、この人、そんな仕事を覚えていて、
不本意に思っていたのかと。

いや、自分は実は水然さんは完全職人タイプで
終わった仕事とか、キャラには興味はないのではないか、
そういう『思い入れ』とかそういうことでは動かないタイプなのではないか
と、本気で思っていたんですよ。

それが──

水然05

まいった。
そこまで言われてはしかたない。
リペイントのフィギュアをもう一度新規造型でやるなんて、前代未聞ですが──

4年頑張ってくれた水然さんの、
やり残した仕事とあっては、もうこれはやるしかない!!


水然06

かくて、2008年夏の新作フィギュアは、
クベルタ・ノアールに決定したのです!


そしてこのフィギュアは、4年付き合ってくださった水然さん、
希有馬屋での最後の原型となります。

といいますか、水然(仮名)という原型氏名は、
希有馬屋の同人フィギュアのために付けた仮名ですので(本人はベテランの原型師様なのです)

名義上、
原型師水然さん
最後の作品となるのです!!


水然07

そして、このフィギュアには
最後に相応しい、同人初の妙なギミック
が、ついているのですが、その発表は後日行いたいと思います。
※(ヒント出すと、異様に大きいのはそのギミックのためなのです)

皆様、毎回変なことをやり続けていますが、
今年の夏も希有馬屋に付き合っていただけると幸いです。

では、次の更新で……