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最終更新:2014年11月21日(金) 5時9分

米E2D早期警戒機、集団的自衛権念頭に導入

 日本に向かってくるミサイルや戦闘機などを上空からのレーダーで探知する自衛隊の新たな早期警戒機について、防衛省は、アメリカ政府が集団的自衛権の行使も念頭に推薦していた機種の導入を決めたことが分かりました。

 防衛省が新たに航空自衛隊への導入を決めたのは、アメリカの軍需産業大手が製造するE2D早期警戒機です。E2Dに攻撃能力はありませんが、敵のミサイルや戦闘機を上空からいち早く探知し、その情報をイージス艦やF35戦闘機と瞬時に共有できるため、迎撃ミサイルの誘導に力を発揮します。

 アメリカ軍はすでにE2Dによるこうした運用を始めていて、同じ機種を自衛隊が導入することによって、互いの艦船などを防護する作戦が容易になるとして、防衛省の機種選定に際しては、アメリカ政府側から集団的自衛権の行使も念頭に売り込みが続いていました。(21日00:13)

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