昨日読んだ、十年分泣いた本とは、
皆様のお察しの通り、
百田尚樹さんの『殉愛』です。
『永遠の0』で有名な百田さんが、やしきたかじんさんの最期の741日を克明に描き出した本です。
この本は、たかじんさんが、後に妻となるさくらさんと出会うところから書き始められています。
たかじんさんが、出会ったその日に、さくらさんにプロポーズしたのには驚きました。
ところが、まだ交際も始まる前に、食道癌が見つかり、たかじんさんは休養を余儀無くされます。
そして、2年に及ぶ二人の闘病生活がはじまります。
その、あまりに過酷で壮絶な様は想像の域を超えるものでした。
たかじんさんは、死期を間近にして、ようやく最愛の人と巡り会ったのですね。
そして、さくらさんの献身的な看病の様子は、
「人はそこまで人を愛することができるのか」
と思わせるものです。
たかじんさんの、これまで知られていなかった面も見ることができ、
終始、涙を流しながら読ませて頂きました。
必読の書です!
さて、僕が「たかじんのそこまで言って委員会」に出演するようになったのは、
たかじんさんが食道癌で休養に入ってからでした。
その後、たかじんさんが復帰を果たし、約一ヶ月、一緒に仕事をさせていただきましたが、
残念なことに、間もなく、再び休養となりました。
番組のレギュラーは、たかじんさんの一日も早い復帰を待ち望んでいましたが、
今年の1月7日に、訃報が伝えられたのです。
短い間でしたが、たかじんさんと一緒に仕事をさせて頂いたことを、誇りに思いますし、
こらからも、そのことを大切にしていきたいと思います。
たかじんさんは、委員会の出演者一人一人に、メッセージを遺してくれていました。
僕へのメッセージもありました!!
さくらさんの言葉で伝えて下さいました。
どんなメッセージだったかは、、、
秘密です。
恋愛に関するアドバイスもありました。。。
ところで、さくらさんについては、週刊誌が酷いことを記事にしていますが、
簡単に信じてはいけません。
僕は、何度かさくらさんと会っていますが、
さくらさんの人柄は、この本に書かれているとおりです。
さくらさんの、たかじんさんを思う気持ちは本物ですし、さくらさんは、控え目で、気立てがよく、どこから見ても、至極素敵な方です。
女性のことを知り尽くしているともいわれるたかじんさんが、最後に選んだ女性が、一体どんな方なのか、という興味はありましたが、
さくらさんとお会いして、
「なるほど!!!」
と、納得した次第です。
こういう方に献身的に看病してもらって、あの世に旅立つことができたら、幸せだったろうな、
と想像しました。
たかじんさんは、本当の幸せ者だと思います。
さくらさんには、心ない誹謗中傷など気にかけず、
たかじんさんと過ごした日々を大切にして、誇りを持って生きていって欲しいと思います。